ラニーニャ現象で2021年の冬は大雪?エルニーニョ現象との違いも分かりやすく解説!

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ラニーニャ現象

米気候予測センターは10月14日、太平洋赤道域の海面水温が平年より低くなるラニーニャ現象は少なくとも来年2月まで続く公算が大きいと発表した。

日本の気象庁からも9月の間は落ち着いていたものの、今年の冬はラニーニャ現象が発生する可能性が高まったと予報している。

ラニーニャ現象が発生すると各地で世界異常気象が起きたり、干ばつや食料供給のひっ迫が起きたりすると言われている。

日本でも厳冬や大雪に見舞われる可能性が高いという。

ラニーニャ現象が起きた場合、2021年~2022年にかけての日本の冬はどのような気候になるのか、懸念される厳冬や大雪はどの程度あるのか、専門家の意見をふまえてまとめた。

また、ラニーニャ現象はよく対比されるエルニーニョ現象とどう違うかを分かりやすく解説してみた。

エルニーニョ現象とラニーニャ現象との違いを分かりやすく解説

エルニーニョ現象とラニーニャ現象の違い

エルニーニョ現象とラニーニャ現象の違いを分かりやすく言うと、

「南米ペルー沖の海水温がいつもより高いか低いかによって引き起こされる
地球規模での気象現象の変動」

ということになる。

日本を含め世界各地に影響を及ぼすこの2つの違いは、

・エルニーニョ現象:ペルー沖の海水温が高くなる現象

・ラニーニャ現象:ペルー沖の海水温が低くなる現象

太平洋の赤道付近では常に貿易風と呼ばれる東風(東→西に向かって吹く風)が吹いている。

エルニーニョ現象は、定常的に吹いている東風(貿易風)が弱まることから始まる。

南アメリカから太平洋に吹く東風が弱まると、太平洋の西側にある暖かい海水が南アメリカの西岸付近まで到達して、太平洋全体の海水の温度が上昇するというカラクリとなる。

ラニーニャ現象が発生する原因は、エルニーニョ現象と反対である。

定常的に吹いている東風(貿易風)が強まることから始まります。南アメリカから太平洋に吹く東風が強まると、太平洋の西側にある暖かい海水が西側にとどまり、太平洋全体の海水の温度が下降するという流れとなる。

エルニーニョ現象とラニーニャ現象が日本に与える影響

(画像引用:中学受験ナビ)

 

エルニーニョ現象が起きると、日本の南方が高気圧であることで日本は低気圧におおわれ夏の日照りが減り冷夏になる傾向が、そして日本の南方が高気圧であることで偏西風が通常より北側に吹くため、冬には西高東低の気圧配置が弱まり暖冬になる傾向がある。

梅雨明けが遅れたり、真夏の降雨日数が増えて日照りが少なくなったりするために冷夏になり、農作物の生育に影響が出たりする。

日本海側では長雨による災害も多くなる。

エルニーニョ現象が起きている年は冷夏と逆に暖冬になる。

ラニーニャ現象が発生すると日本をおおう高気圧が日本に大きな影響を与える。

ラニーニャ現象が起きると日本の夏は猛暑となり、冬は厳冬になる傾向がある。

梅雨前線が北上しやすくなることで梅雨明けが早まったり、猛暑のなることで渇水の問題が発生したり熱中症が増えたりする。

冬は日本海側で特に厳冬となり、積雪量も増えて建物や屋根が損壊したり、交通がマヒしたりする日数が増える。

ラニーニャ現象で2021年の冬は大雪?

過去のラニーニャ現象の冬はどうだったか?

気象庁の発表によると、今後、秋から冬にかけてラニーニャ現象が発生する可能性がこれまでより高くなっている。

過去、ラニーニャ現象が発生した冬の天候を振り返ってみると、やはり厳冬・積雪の傾向が強く出ている。

①2020年夏から2021年春にかけてラニーニャ現象が発生しました。記憶にも新しい2020年~2021年の冬は、前半に強い寒気が流れ込んだ影響で、群馬県藤原や新潟県湯沢では24時間降雪量が1mを超えるなど、記録的な大雪となった所がありました。この大雪のため、関越自動車道では多数の車両が立ち往生するなど、大規模な交通障害が発生しました。また、西日本日本海側で降雪量がかなり多くなりました。一方、冬の後半は寒気の南下が弱く、気温が高めで、冬を通してみると東・西日本と沖縄・奄美で暖冬でした。

②2017年秋~2018年春にかけてもラニーニャ現象が発生しました。この冬は、日本付近に強い寒気の流れ込むことが多かったため、全国的に気温が低く、特に西日本では32年ぶりの寒い冬となりました。冬型の気圧配置がしばしば強まり、発達し た雪雲が日本海から盛んに流れ込んだため、北~西日本日本海側では記録的な大雪となった所がありました。また、1月下旬は、南岸低気圧の影響で東京都心で4年ぶりに積雪が20cmを超えるなど、関東甲信地方や東北太平洋側でも大雪となりました。

引用元:ヤフーニュース

昨冬(2020年12月~2021年2月)は二度にわたり大雪に見舞われた。

12月には新潟県内を走る関越自動車道で、大型車など約2千台が2日以上動けなくなり、首都圏の物流に大きな影響がでました。

2021~2022年の冬はどうなるか?

今のところ、今年の冬は冬型の気圧配置がやや強く、西日本を中心に寒気の影響を受けやすいと予測できる。

ラニーニャ現象は1949年以降、16回発生し、2000年からは6回を数える。

実はこの春までラニーニャ現象が発生したが、ほとんど間を置かずに再び、ラニーニャ現象が発生するのは過去に例がないようだ。

2021~2022年の冬の見通しを示した寒候期予報によると、寒気の影響は西日本を中心に強く、日本海側は大雪のおそれがある。

その他の地域は平年並みと言っても、東京都心部で20㎝を超える大雪が降ったり、1月下旬くらいまでは毎日最低気温の記録を更新するような寒波に見舞われる可能性はある。

2021~2022年の冬は大雪か?/エルニーニョ現象とラニーニャ現象の違い(まとめ)

ペルー沖の海水温の変化で地球規模の異常気象をもたらすエルニーニョ現象とラニーニャ現象を対比させ、2つの違いを分かりやすく解説した。

また、今年の冬はラニーニャ現象の発生が予想され、過去のラニーニャ現象時の冬の気象はどうであったかふりかえり、さらに2021~2022年の冬の気象状況はどうなるか予測した。

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