佐々岡監督解任回避の理由は?Aクラス入り&優勝のため山積する課題!

広島カープ
佐々岡監督と河田ヘッドコーチ

広島カープは10月27日、佐々岡監督が3年目となる来期も指揮を執ることを発表した。

クライマックスシリーズ進出を期待させる終盤の猛烈な追い上げはあったものの、基本的には1年間を通して下位に低迷し最下位もすぐそこという位置でシーズンのほとんどを終わった印象は否めない。

それでも佐々岡監督を解任しなかった、佐々岡監督が解任を回避できた理由は何なのかを検証してみた。

また、来季も指揮を執る以上、最低でもAクラス入り、そして優勝を目指すよう球団の期待と要求は大きいはずである。

今季の4位からAクラスへ、また優勝を目指すには何が必要なのか、山積する課題についてまとめてみた。

佐々岡監督解任回避の理由は?

「事実上の終戦」を乗り越えた佐々岡監督

今季のカープはシーズンを通して調子が上がらず、9月20日には借金が今季ワーストタイの16まで膨らんで「事実上の終戦」とスポーツ紙に書かれていた。

最下位が定位置のようになり、5位DeNAとのゲーム差も3に開いていた。

このときは佐々岡監督より先に、河田ヘッドコーチが自ら辞任を示唆するようなコメントを残していた。

「最後の最後までファイティングポーズを取らないといけない。勝ち負けは俺と監督が責任を取る。選手は元気に準備してやってくれれば」

このコメントでは、近々、佐々岡監督と揃って最下位の責任を取って辞任という意向を感じる。

一方の佐々岡監督も「応援してくれるファンもいる。自分たちの野球をするしかない。」という終戦直後のA級戦犯のようなコメントを残していた。

しかし、そこから巻き返しが始まった。

最大15あった3位巨人とのゲーム差を一時2・5にまで縮める猛追を見せ、クライマックスシリーズ進出まであと一歩のところまで巻き返し、今シーズンの順位も4位が確定した。

つい最近までは最下位で終わる雰囲気が濃厚に漂っていた状況を考えれば、「大いなる改善」ではある。

最下位が確定すれば間違いなく「佐々岡監督解任」は回避できなかったはずだが、4位まで巻き返したことによって球団のプラスの評価が入ったことが状況を変えた。

佐々岡監督解任回避の理由

10月27日に佐々岡監督続投の発表があった時点で、今季は3試合を残して60勝68敗12分け。

チームとしては3年連続Bクラスが確定し、佐々岡監督就任後も2年連続Bクラスと、結果は満足できるものでは到底ないことは明らかである。

しかし、思い切った若手の積極登用の成果が出たのか、いつのまにか投打の歯車がかみ合い始め、気が付けば終盤にはクライマックスシリーズ(CS)逆転進出を期待させる猛追を披露した。

そして10月27日、マツダスタジアムでの全体練習前に鈴木清明球団本部長が続投要請し、佐々岡監督が受諾した。

続投要請の理由については鈴木本部長がこのように述べている。

「2年間、采配の中での反省点を生かし、来年1年やってほしいということで依頼しました。後半戦は思い切った起用の中、選手も伸びてきたので託してみたい」と期待した。

引用元:ヤフーニュース

小園や林、坂倉ら若手の積極的登用で来季への道筋をつけたことなどを評価したと思われる。

スタメンに名を連ねるメンバーで若手が目立ち、これまで「育てながら勝つ」というレベルまでいっていなかったのが、ようやくそのレベルになってきたということである。

佐々岡監督続投でAクラス入り&優勝するために山積する課題

得点効率と投手力の改善

度々指摘されることだが、リーグトップのチーム打率・262を誇りながら効率が悪く、得点537は同5位という点が打つ方の最大の課題だ。

それと、3連覇した頃は当たり前だった、相手が嫌がる野球・カープらしい相手のミスにつけこみ集中攻撃を浴びせるといったことができていなかった。

ゲームの流れを自分たちの方にもってくる力が弱かったところが得点効率の悪さにつながったと思われる。

また、今年優勝したヤクルトの投手陣が改善されたのは、四球の数が減ったところによく表れており、ヤクルト流の投手陣再建が求められる。

また、せっかく栗林という球界を代表するクローザーを持っていながら、栗林につなぐまでの7・8回を安心して任せられるリリーフ陣が固定できなかったため、勝利の方程式を最後まで確率できなかったことも大きな課題である。

4番打者と外国人助っ人

来シーズンを見据えたチーム作りをするうえで、重大な問題は4番打者鈴木誠也流出の問題である。FA兼を手中にした鈴木誠也は今シーズンが終わったら巨人に移籍すると噂されていた。

最近では、国内ではなく、メジャーリーグ移籍を視野に置いていることが分かり、ポストシーズンには、それが現実化する可能性が高いとみるべきである。

そうなるといきなりチームの一番の顔となる4番打者不在の問題に最初から悩まされることになる。

鈴木誠也とともに中軸を担ってきた3番打者の丸が巨人に移籍したことも原因で、3連覇した翌年は優勝どころかBクラスに転落したのは記憶に新しい。

今季覚醒し、目覚ましい活躍を見せている小園、坂倉、林らに期待することも考えられるが、4番打者には長打力と威圧感が求められる。

ヤクルトの村上レベルの4番としての風格と実績を彼ら若手に求めるのはまだ酷という気がする。

今季のクロンに象徴されるような外国人の不振もチームの不振と大きく関わっており、できれば4番打者が務まって、本塁打王や打点王を争えるような外国人の補強が急務といえるのではないか?

その補強ができれば、小園、坂倉、林らで前後を固める打線は想定外の力を生みだす予感がある。

首脳陣の見直し・戦略の練り直し

今シーズン始まる前は河田ヘッドコーチの加入がカープにとって最大の補強と言われた。

しかし、いまひとつカープらしい機動力を使った野球が機能しなかった原因をつきとめ、来季も河田ヘッドコーチでいくなら、戦略や練習方法の練り直しが求められる。

選手の潜在能力は評価が高く、現有戦力の底上げができればもちろん優勝が狙える位置にいるのは分かるが、首脳陣が現状のままでいいのかどうか、徹底した見直しが求められる。

場合によっては、ヘッドコーチや打撃コーチ、投手コーチ、守備・走塁コーチにどういう人材が必要なのか再検討すべきである。

そのためには、佐々岡監督が来期どういう野球をじぶんが目指すのか、1日も早く方向性と方針を打ち出すことである。

それがないち、チームづくりは始まらない。

佐々岡監督解任回避の理由・Aクラス&優勝のための課題(まとめ)

佐々岡監督の続投が決まった。解任濃厚な情勢かと思われたが回避できた理由を調査した。

また、続投が決まったが、来季Aクラス入りし、優勝も狙うための課題が山積しており、重要な課だについてまとめた。

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