山井梨沙さんがスノーピークの社長に就任してからは、アパレル事業を成功させたセンスを生かして会社の業績を大きく伸ばし、日本のアウトドア事業を牽引している。
ここでは山井梨沙さんの出身高校・大学についての情報を調べてみた。
さらに、タトゥーを入れている意味とスノーピーク社長として個人としてふだん大切にしている行動指針、といったメンタル面のことにもふれてみた。
山井梨沙の出身高校・大学は?
問題児だった高校までの山井梨沙
山井梨沙さんの高校時代は登校拒否したり、学校へ行っても高速や先生方の指導には従わない問題児だったようだ。
高校が拘束の厳しい市立のカトリック校でもともと肌が合わなかったこともあるが、ハードロックに没頭して学校よりもライブハウスに行く非が多かった。
退学したいとまで言った山井梨沙さんが教師と面談する席で、頭を下げながら父が教師に向かって言った言葉が梨沙さんを動かした。
「先生方のご指導も聞かず、主張の強い子でご迷惑をおかけしました。でも、一人の人間として、この子の個性を認めてほしかったです」
引用元:BUSINESS INSIDER
悪者扱いで退学しようかという立場になっても、父だけは自分を信じ自分を尊重してくれている。
それを境に、自分の信念を曲げず、自分を信じて人の役にたつという将来の方向性に向かって高校生の頃から動き始めた。
山井梨沙の出身高校は?
山井梨沙さんの勤務先であるスノーピークと生まれ育った実家は新潟県三条市である。
山井梨沙さんは出身の中学校・高等学校の学校名は公開しておらず、正確な情報は不明だがヒントはある。
今年に入ってから、BUSINESS INSIDER の「ミライノツクリテ-山井梨沙」という連載記事で、山井梨沙さんが自分の出身校のことを語っていた。
この記事のなかで、「高校はカトリック系の私立高校に進んだ」と書いてあり、山井梨沙さん在住の三条市の高等学校を調べてもカトリック系の私立高校はないため、他の町と考えられる。
新潟市なら三条市から36キロ離れているが高校生なら通学可能圏と思われ、新潟市内の「新潟清心女子高等学校」の可能性が高い。
新潟市内に「敬和学園高等学校」もあるが、こちらはプロテスタント系の私立高校で、山井さんの言っているカトリックではないため、違うと思われる。
また、別の記事で山井梨沙さんは通った高校が「県下一校則が厳しい学校」とも書いていたので、普通、校則の厳しい(=躾の厳しい)学校はカトリック系の学校の特徴でもあるため、新潟清心女子高等学校の可能性が高い。
山井梨沙の出身大学は?
山井梨沙さんの履歴では、「文化ファッション大学院大学」が出身大学になっている。
大学院大学とは耳慣れないが、普通の四年制大学と異なり、大学院レベルの専門課程のみで構成される専門特化した研究を中心とする大学である。
文化ファッション大学院大学の履修期間は2年で、ファッションビジネス研究科の専門課程を修了すると学位が授与され「修士(専門職)」の肩書がつくので、まさに大学院である。
デザイン全般について学べるのはもちろん、最新のアパレルプロダクトやテクノロジー、経営者になっても役立つマネジメントについても学ぶ。
男女比率は176人中132人が女性(2020年)と女性の比率が圧倒的に高いが、日本のファッション業界をリードする人材の育成機関となっている。
山井梨沙さんもこの大学でアパレル事業を立ち上げたり、アパレルの視点をアウトドアに生かすアイデアやスキルを磨いたに違いない。
この大学は東京都渋谷区にあるので、大学時代は東京にいたことになる。
山井梨沙がタトゥーを入れる意味とスノーピークでの行動指針
山井梨沙がタトゥーを入れる意味
BUSINESS INSIDER 「ミライノツクリテ-山井梨沙」という連載記事のなかに、山井梨沙さんがタトゥーを入れる意味について述べた個所がある。
山井梨沙さんがスノーピークの社長に就任した2020年3月、就任直後からバッシングを受けた。
タトゥーが入った写真がファッションメディアに掲載され、これが幅広く転載記事となって拡散された。
本来、タトゥーとは無関係であるはずの「30代の若い女性社長」という事実と「タトゥーを入れていること」が面白おかしく関連させて書かれ、女性差別にもなる誹謗中傷まで受けた。
しかし、本人にとってのタトゥーは伊達メガネのような「かっこつける」ものでもなければ「ファッション」でもない。「反社会的な気どり」ではもちろんない。
好きな言葉や地元・新潟のモチーフなど、「生涯向き合うもの」という意思を込めて入れたもの
というのがタトゥーを体に入れている意味なのだ。
山井梨沙のスノーピークでの行動指針
生後半年でキャンプデビューし、物心ついた頃から身近なところにキャンプがあり自然があったという山井梨沙さんが今日の自分を育んでくれた価値観がいくつかある。
それは、社長となった今でも座右の銘として自らに課すルールとして実践され、迷ったときは自分に立ち返る精神的よりどころでもある。
そうした山井梨沙さんの行動指針は2020年12月22日放送のテレビ番組「セブンルール」でも紹介された。
【行動指針①】初めての仕事相手とは焚き火を囲む
「焚き火を通すと、鎧が取れて自分の人間性が周りの人たちに伝わっていく」ことで
そこから価値観や感動の共有も生まれてくる
【行動指針②】毎朝、出勤途中に神社を通る
新潟本社を離れて渋谷区の東京オフィスで仕事するとき、出勤するとき神社を通ると
朝の胸騒ぎもとれて気が落ち着く。
【行動指針③】服を作るときは生地から決める
さまざまなヒット商品を生み出し、アパレル事業の実績が買われて社長になったいまも、山井
梨沙さんの判断力の原点はたくさんの生地がある現場で素材に合ったデザインを考えること。
【行動指針④】寝る前は「静かなるドン」を読む
下着会社のデザイナーを務める主人公に、境遇の近さを感じているといい、今までの“ヤクザの
常識”を覆していく姿に、“今までの社長像”を次世代で変えていきたいと思っている自分の姿を
重ねている。寝る前に1話づつ読む。
【行動指針⑤】職人に会う時はひとりで
企業としてでなく人としてつきあいたいから、職人さんと信頼関係を構築してものづくりを
したいと思えば、 秘書付きではなく1人で訪れる。
【行動指針⑥】新潟・東京で二拠点生活する
二拠点で違った価値、違った視野の広さで、見えるものの可能性が広がっていくっていうのは、
すごく自分にとって大事
【行動指針⑦】父に助けを求めない
幼い頃から毎週末のように父に連れられたキャンプの経験が土台にある。
「自分で考えて、とにかく自分で経験積んで、自分で判断しろ」 と言われてきた。
(PS)
2021年度のスノーピークは中間決算が好調で77.6%の増益を達成し、株価も上昇している。
好調なキャンプ事業を中心に山井梨沙社長が見据えるアウトドア事業はこれからも発展途上で夢と可能性を感じさせる。
コロナをきっかけにキャンプn価値と需要が高まり、キャンプをきっかけに自然への敬意と人間性の回復を目指す山井社長のりねんがキャンプ事業で見事に結実している。
ファッションからアウトドアへ
経営の厳しさを知る山井梨沙さんの父は娘に事業を継がせるつもりは全くなかったという。
それならばと、山井梨沙さんは自分の好きなことが実現できるファッションの道に進んだ。
しかし、彼女の中にはクリエイターとして「文化を創造する」メンタリティーが生きていた。
『自分が本当に届けたい価値観を、文化をつくることによって伝えたい』という想いがあって、スノーピークならそれを実現できるかもしれないと思ったんです。スノーピークの仕事は、自然環境や人間関係といった土壌の上で成り立っています。文化をつくり続けてきた父の姿をずっと見てきた影響は大きかったですね
「自分が本当に届けたい価値観を文化をつくることによって伝える」ためにこそ、24歳でスノーピークに入社し、ほどなく社内でアパレルブランドを立ち上げる。
山井梨沙さんは、「ファッション性を伴ったアウトドアのアパレル事業」というカテゴリーを切り開いた人物である。
(追記)
山井梨沙さんは2022年9月21日に社長を電撃辞任した。
辞任の理由は既婚男性との不倫・妊娠によるもので、今後はタトゥーを入れていたことへのネガティブな評価やスノーピークの宗教っぽい経営など、山井梨沙さん嫌いの意見や投稿が増えるかもしれない。
山井梨沙の出身高校・大学/タトゥーの意味/スノーピークでの 行動方針(まとめ)
山井梨沙さんの出身校(高校・大学)の情報を調査し、まとめた。
また、山井梨沙さんが体にタトゥーを入れている理由を、連載記事のなかの本人のコメントから抽出してまとめた。
最後に、テレビ番組「セブンルール」でも取り上げられた山井梨沙さんのスノーピークでの行動方針についてまとめた。
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