石川遼の風体が問題になっている。
全米オープンのときも見られたロン毛とひげ面で、日本に帰ってからも、同じ外見のため、トッププロとしての責任と自覚に欠けるという指摘が出ている。
ただ、ニュース記事で評論家のロン毛・ひげ面を批判する記事が出ると、髪型や服装を成績と結びつけるのは前時代的だという批判が出ており、多かった同じ趣旨のコメントを紹介してみたい。
石川遼 ロン毛・ひげ面批判に批判殺到!
ロン毛・ひげ面で試合に臨む石川遼
日本プロゴルフ第2日目、石川遼が通算7アンダーまでスコアを伸ばし、首位と1打差の3位タイと大会連覇(昨年大会は中止)に向けて好位置につけた。
15アンダーまでスコアを伸ばすことができたら、チャンスありとみているのだ。
しかし、その成績や状態とは無関係に、石川遼の風体に注目が集まっている。
全米オープンのときも見られたロン毛とひげ面だ。
石川遼 のロン毛・ひげ面批判に批判殺到!
評論家・宮崎紘一氏が、この日の石川遼の恰好に意見した。
「あのヘアスタイルを見るとトッププロとしての自覚や責任が欠けているのでは、と感じてしまう」
「プロゴルファーは試合会場で多くの人に見られており、ドレスコード同様に立ち居振る舞いも大事。日本ゴルフツアー機構の副会長という立場もある。第一、ゴルフはファッションが主ではなく、好プレーで感動を与えるのが仕事。どう見ても今の石川にはさわやかさが感じられず、よほど熱烈なファンでないかぎり不快感を抱く人は多いと思う」
引用元:ヤフーニュース
宮崎紘一氏の意見を踏まえて、ヤフーニュースの記事では、プロゴルファーも人に影響を与える職業なのだから立ち居振る舞いやドレスコードが大事。いまの石川遼にはさわやかさが感じられず不快感を抱く人が多い。
そして、記事の最後にこうしめくくった。
プロゴルファーは多くの人に影響を与える。米ツアープロは「尊敬される職業」といわれ、PGAツアーはプロの言動にはとくに厳しく、試合中の不適切発言にもペナルティーが科される。 かつて石川は試合で迷彩柄のカーゴパンツをはいて問題になり、後になって日本ゴルフツアー機構はカーゴパンツ着用を禁止したこともある。 若いゴルファーが石川をまねてロン毛、ひげ面で名門コースに押し寄せたら、メンバーは顔をしかめるしかないだろう。そんな影響力をまったく意識していないのなら、石川のプロとしての自覚も問題ありだ。
引用元:ヤフーニュース
これに対して、1000を超す多くのコメントが寄せられ、この記事に対する関心の高さが伺われるが、そのコメントの多くが「前時代的」とか「古い」「道徳の授業みたいだ」という批判的なコメントだった。
石川遼と髪型
石川遼選手は現在、JGTOの会長を務めている。
その立場もわきまえるべきとか、あの髪型は似合わない、見ていて気持ちが良くないという主旨のコメントも一定数ある。
しかし、石川遼選手のロン毛や髪型の変遷はいまにはじまったことではなく、また、ひげ面の選手は他にもおり、石川遼選手だけではない。
髪型に関しては本人も色々試したい「遊び心」という見方もある。
スポーツコラミスとの雨宮圭吾氏は独自の見解を「度重なるヘアチェンジに見る石川遼の遊び心」という記事にまとめている。
プロゴルファーの枠を超えてこれだけ存在が大きくなってしまうと、身なりや言動を含めて窮屈さを感じることは多いだろう。見返りとして多くのものを得ているのだから文句ばかりは言えないが、そうした状況においてヘアスタイルというのは数少ないフリーハンドで遊べる領域なのである。
たとえばジュニア時代は楽しみのひとつにウエアのコーディネートもあった。
あれとこれを合わせて、やっぱりこっちの方が合うかなと考えを巡らせる。ツアーでも迷彩柄のカーゴパンツをはいたり、大阪のおばちゃん顔負けのヒョウ柄シャツで登場したこともあった。
しかし、プロになってスポンサー契約を結べば、そう自由にはいかない。
身につけるのは契約メーカーのウエアやアクセサリになり、いたるところにスポンサーロゴも入る。
用具契約を結ぶヨネックスは石川の要求に応じて最大限のサポートをしているが、ジュニア時代に比べればバリエーションと機動力にはどうしても限界がある。
ヘアスタイルならそうした縛りは何もない。
しかも、石川には「いつも皆さんにアッと驚いてもらえる髪型を目指す」といたずらっぽく笑うような一面がある。
引用元:Number web
肩書がついても、スポンサーがついても髪型に関しては本人の自由裁量が認められてよい領域だという認識である。
現在の髪型に不快感を示す人が一定数存在するのは個人的な好みの問題で不可避なところでもある。
30歳になった9月に入っても、石川遼はプレー以外の髪型やひげ面で注目を集めている。
9月上旬のフジサンケイクラシック(山梨・富士桜CC)では、帽子の後ろから、ポニーテールのようにくくった髪を出していたことが話題になった。
以前はもっと騒がれた口元の髭も最近は板についてきてあまり騒がれなくなった。
「ひげと髪の毛は伸ばすのか」と問われた石川は「全く自分でも、何が何だか分からなくなってきてしまって……」と、少し恥ずかしそうに切り出した。
「いつもは夏になったら髪の毛を切っていたので、今回も切ろうかなとは思っていたんです。でも、せっかく伸ばしたし、冬まで行けたら、冬は暖かいかな、と。夏を乗り越えたら、結べるようになった」
コメントで見る限り、いきあたりばったりなところもあり、ファッションというよりも便宜的なところもあり、ともかく様々な理由から本人はいまの髪型とルックスにしているようだ。
プレーに悪影響をきたさない限り本人の自由で良い気がする。
髪型・服装と成績関連づけは前時代的か?(読者のコメント・反応)
大半の批判は、ゴルフのプレーと服装・髪型を関連つけてゴルファーを批判することへの批判である。
ルールを破っているわけでもないのに見た目で判断されるのは可哀想。
ロン毛、ひげが批判されるならダスティン・ジョンソンやトミー・フリートウッドもダメですね。
戦績が良くないとすぐ見た目の批判をし、戦績が良いと見た目が悪くても触れない典型的な批判家です。
襟なしシャツ、裾外だしが当たり前の女子プロはゴルファーとしてのドレスコードの自覚はどうなのか。この人に問いただしてみたいもんですね。最近のウェアはそういうデザインだからOKというのかな。
こんなくだらない批判記事じゃなくてプレーの内容やゴルフ発展に繋がる記事を書いてください。
ルール違反でなければ見た目の良し悪しは個人の感想にしか過ぎん。個人の感想を評論家という肩書を持ちながら公言するのは評論家としての資質を疑う。
また、こんなどうでもいい記事をわざわざ載せる記者に苦言を呈したい。
かつての尾崎の振る舞いはかなりなものだったけど、表立って批判した評論家もマスコミもあなかった様な。
マナーを言うなら渋野日向子がコース内でお菓子を食べていたのだって誉められたものじゃないのに、好意的な紹介しかなかった。
相手を見てのダブスタは不快。
何よりよほどの名門クラブ以外は、ロン毛もひげ面もタトゥーもたくさんいますよ。レストランで堂々と金のやり取りもしているしね。
石川遼選手は無造作ヘア、刈り上げの強いツーブロック、ロン毛、ヒゲ…
ウェアもハンチング、キャップ、サンバイザー、そして今はムキムキと…いろんなものを試してきた。誰が誰か分からない学生ゴルファーのような見た目で、お行儀良く国内メーカーのウェア着て並んでる男子プロの中で、印象的、個性的であろうとしてる姿勢に対する、どこかの評論家風情による「プロ意識に欠ける」という声はあまりにも陳腐に思えますね。
そもそも、外野、アマチュアに定義される狭っくるしい『プロ意識』に収まってきたから、今の男子プロは盛り上がってないんじゃないですかね。
YouTubeやってるプロにも、プロ意識に欠けると評するのか?
時代は変わる。チャネルが増える分、表現方法も変わる。
余計なお世話。
スポンサーが文句を言うならともかく、関係無い他人がどうこう言う問題じゃない。ドレスコード自体も時代遅れだが、ドレスコードに定められていない要素まで文句をつけるのはお門違い。
個性が大切だとか、LGBTなどマイノリティの権利や女性活躍推進とか、声高に叫ばれながら、古臭い形式に押し込める議論が未だに発生するという矛盾。
全くひと昔前の校則みたいな話だな。
今年30歳になる大人なんだし、どんな髪型にしても髭を伸ばしても勝手だろ?
似合う似合わないは別にして、彼がそこまでやるのは、退路を絶っているんだと思う。
同い年の松山に完全に置いていかれて、その悔しさたるや本人にしかわからないだろう。
マッチョになったのも、これまでの延長線上にはPGAがないと思ったからでは?
ハニカミ王子が覇王になろうと挑戦する姿を、温かく見守れないのかね…
石川遼のロン毛・ひげ面批判と読者のコメント・反応(まとめ)
石川遼のプレー中のロン毛・ひげ面という風体に対する批判的な記事が出て、評論家の批判的な意見が提示されたが、これに対する読者の反応・コメントは大半がプロゴルファーの成績や能力と無関係なモラルで縛ることへの批判だった。