スノーピークについての情報を調べていると、「スノーピーク、社長、宗教」という検索キーワードがあり、スノーピークという会社・その社長に関し、宗教と何か関係があるのか気になり調べてみた。
スノーピーク社長は宗教に嵌まってる?
山井太前社長は宗教に嵌まってた?
スノーピークは山井太(とおる)社長(山井梨沙現社長の父)の時代からテントやクッキングテーブルなどのアウトドア用品で良く知られており、「高品質」に並々ならぬこだわりをもつ企業だった。
アウトドア愛好家の間ではスノーピークの熱烈なファンが多く、彼らのことを「スノーピーカー」と呼ぶそうである。
山井太社長自ら、スノーピーカーは「宗教」だとよそで揶揄されると語っていた。
それは熱狂的な固定客を「信者」に見立てた言い方で、スノーピークが宗教団体だったり、スノーピーク社長が宗教に嵌まっているというわけではない。
しかし、スノーピークという企業の理念や社長の発言を聞くと、宗教がかった側面を感じなくもない。
顧客のために、ベストな品質のものを作ることに徹底したこだわりをもち、品質のためにはコストにこだわらない、という信念もビジネスライクなものではなく、燃え盛る熱い心を感じる。
何が素晴らしいかと言えば、自分たちがユーザーとしてこんなものがあったらいいなというものを作っており、しかも品質のためにはコストにこだわらない。最高の材料を探してきて、それで安全で優れた製品を作るのだという。だから内の製品は高いと自信を持って自慢している。
当日もスノーピークの環境に対する取り組みについて聞かれたときに、さりげなく内は永久保証ですから商品がゴミになりません。それが環境対策ですと言い切ったところにすごさを感じた。
要するにポリシーがしっかりしている。それを山井さんは心意気と称していた。こうした考えはきっと社員にも徹底しているのだろう。ミッションステートメントは一日に百万回繰り返すと言ったから、その言葉からも徹底度がわかる。
「ミッションステートメント」を唱えることは最も大切な理念や教えを口頭で復唱し、自分のものにしていくということで、「身体で覚える」効果はビジネス界やスポーツ界でも取り入れられている。
しかし、「1日100万回繰り返す」という表現には宗教的なものを感じたとしてもおかしくない。
山井梨沙社長は宗教に嵌まってる?
仙台の社長から続いているスノーピークの経営理念や経営のやり方が「宗教っぽい」という見方をする人も多い。
山井梨沙社長はこう語る。
「昔も今もアウトドアパーソンとしての価値観がスノーピークの全ての事業のベースであり、それを共有する社員は家族のような存在」
いまでは世界中で社員も300人を超す大家族になってしまったという。
自らもキャンプ事業を手掛ける塚崎浩平さんは、何故スノーピーカーという熱狂的ファンが生まれるのかについて3つの要因をあげる。
①圧倒的顧客主義
②自らがユーザーであり続ける
③コミュニティマネジメント
③については、スノーピーカーもSNSなどを通じて繋がり、一緒にキャンプに行ったりしている。
これはやはり、まず、購入者同士が、”スノーピーカー”であるという認識、そのコミュニティに属していることで行われる情報交換、価値観の共有が自然にうまく行われる。
熱狂的ファンを生みだすこと自体は宗教とは無関係だが、徹底した顧客主義を実践し、自らがユーザーであり続け、コミュニティマネジメントをうまく機能させることで、宗教団体の教祖に心酔する信者のようなメンタリティーを生みだす力が働いている。
スノーピーカーが信者と言われる理由
塚崎浩平さんはスノーピークが成長した要因、すなわち顧客にここまで支持される要因をこう分析する。
1つは、スノーピークの代表的製品である「焚き火台」のように、値段が高いのは分かっていても、キャンプのクオリティを挙げるために関連アイテムが連鎖的に欲しくなる製品があるという。
新しく買ったアイテムに合うものが見つかるっていう、アップセル地獄、スノピアリ地獄にハマるということです。。。
顧客志向のマーケットインに徹したビジネス手法が味方によっては顧客が製品の魅力に宗教的になびくようにも見える。
また、スノーピーカーを生みだすもう1つの要因は、ポイント賦与の制度だ。
購入金額に応じて得られる特典とステータスを落としたくないという顧客心理をうまくついている点も優れたビジネス手法である。
またもう一つ買いたくなる仕掛けがポイントです。スノーピークには買ったらポイントが付与されるのですが、仕組みとしては年間の購入金額に応じて、変わるんです。一年間にシルバーは、10万、ゴールドは20万、プラチナは30万、ブラックカードは累積金額が100万以上となっている。年度単位なのでもし一年間シルバーになって買わなければ次の年に20万買わなければならない、しかしプラチナまでいくとカードのランクを維持することができる。30万も払うとスノピの製品しか買えなくなるという上手い仕組みがここにはあるんですよね。。
このようなビジネス的に巧妙な仕掛けに対して好意的に受けとめない「アンチ」の側からも「スノーピークは宗教みたい」という見方が出ていることは見逃せない。
(追記)
山井梨沙社長は2022年9月21日、既婚男性との不倫・妊娠を理由に電撃辞任した。
今後は山井梨沙さんのタトゥーへのネガティブなコメントやスノーピークの宗教っぽい経営など、「山井梨沙さん嫌い」関連の意見や投稿が増えるかもしれない。
まとめ
前社長の山井太氏の時代からスノーピークは宗教だと言われていたように、熱狂的ファンを生みだしてきた。
もちろんスノーピークのビジネスは宗教と直接関係はないが、スノーピーカーと呼ばれる熱狂的ファンを生みだすビジネス手法は宗教的な力学を上手く利用している。
「スノーピーク社長がタトゥー娘? 山井梨沙のwiki経歴・結婚歴は?」
「山井梨沙の出身高校・大学は?タトゥーの意味とスノーピークでの行動指針!」