メジャーリーグ ニューヨークヤンキースから田中将大が復帰したことで、8年ぶりのリーグ優勝と日本一が射程圏に入った楽天の2021年が楽しみとなった。
田中将大の楽天復帰で本当に楽天は優勝候補の筆頭と言えるのか、リーグNO.1と言われる四天王を要することになった投手陣の実力は、といった話題をとりあげた。
田中将大楽天復帰で優勝候補の筆頭か?
田中将大の楽天復帰は楽天にとって考えられる限り最高の補強となった。
2020年は最終順位こそ4位に終わったが、特に序盤戦、看板の打線がチームの開幕ダッシュに大きく貢献した。
前半戦の検討は特筆すべきものがあり、ソフトバンク、ロッテと3つ巴の首位争いを演じた底力は今年も健在で、ちょっとしたきっかけで勝ち星のほうが大きく上回るポテンシャルを秘めている。
田中将大の加入はその「ちょっとしたきっかけ」を与えてくれるこれ以上ない補強となった。
田中の加入でプラス15勝といった単純な計算ではすまない色々な意味での相乗効果が期待できる。
黒田博樹の復帰でチーム全体の求心力ができて、3連覇へと進んでいった広島カープの再来になりそうな予感がする。
四天王はリーグNO.1?
戦力的にみると、やはり投手力の補強が一番大きい。
日米通産177勝を挙げている田中の実績と経験は、投手陣全体への大きな相乗効果をもたらす。
田中将大の加入により、楽天投手陣は「四天王」と呼ばれる強力な先発投手陣ができあがった。
所属3球団で最多勝という輝かしい実績がある涌井秀章、平成25年に田中将大とともにリーグ優勝、日本一に貢献した奪三振王、則本昂大、最優秀防御率、最高勝率の実績を残している岸孝之、既に実績充分の3投手に加えて田中将大が加わることも重みは計り知れず大きい。
さらに今年の楽天投手陣には大きな新戦力が加わっている。ドラフト1位ルーキーの早川隆久も自慢の155キロの速球や全体的な投球術にさらにみがきがかかるかもしれない。
昨年までより明らかに協力なスタッフになったことで、投手陣1人1人の負担とストレスが軽減され、昨年までなかったゆとりができることで、さらに予期しない効果がもたらされるかもしれない。
この厚みを増した先発投手陣に加えて、抑えに松井が専心し、ブセニッツ、牧田、森原、新外国人左腕・コンリーなどでローテーションと役割分担を決めれば、王者ソフトバンクの協力投手陣にも何らひけをとらない互角以上に戦える顔ぶれがそろったことになる。
投手陣が充実することで昨年前半戦の首位争いを引っ張ったリーグ屈指の打線もより活性化し、大量援護が期待できる試合が増えてくる。
総合的にみて田中将大の加入は楽天のリーグ優勝と日本一を大きく引き寄せたといえよう。
まとめ
メジャーリーグから田中将大が復帰したことで、楽天が一気に優勝候補の筆頭に躍り出た。
四天王と言われるリーグNO.1の先発投手陣をはじめ、王者ソフトバンクにもひけをとらない強力投手陣ができあがった。