広島カープのドラフト6位 矢野雅哉選手の存在感と期待度が日々増しています。
入団前から評価されていた俊足と堅実な守備、強肩といった本職の強みだけでなく、髪型や顔や口、雰囲気といったキャラや人柄でも注目を集めているのです。
とりわけキャンプのときから注目の的となった矢野雅哉選手のパンチパーマ効果とはどんなものか、ルーキーで一軍定着をしっかり勝ち取った最高評価の武器は何かといったテーマを分析しました。
矢野雅哉(広島カープ)パンチパーマ効果とは?
矢野雅哉のプロフィール
名前:矢野雅哉(やの まさや)
生年月日:1998年12月16日(22歳)
出身地:兵庫県市川町
身長・体重:173㎝ 71㎏
投球・打席:右投左打
ポジション:内野手(本職は遊撃手)
矢野雅哉の経歴・アピールポイント
大阪市立川辺小学校時代は大阪平野富士ボーイズでプレー
大阪市立長吉西中学校時代は大阪平野ボーイズでプレー
高校は兵庫県の育英高校に進学(甲子園大会には出ていない)
亜細亜大学では1年生からベンチ入り、3年秋の東都大学リーグ戦では首位打者のタイトル獲得
また、チームの主将をつとめた。
この年の亜細亜大学は精鋭揃いで、同期には読売ジャイアンツから1位指名を受けた平内龍太、東北楽天ゴールデンイーグルスから4位指名を受けた内間拓馬らがいる。
亜細亜大学在学中1年生のとき、カープのスカウトの目にとまり、三遊間の最も深いところから1塁への送球の速さが評価され、4年後に指名しますとまで言われた。
2020年ドラフト6位で広島東洋カープに入団
いちばんの売りは「強肩 」で遠投130m
50メートル5秒9の俊足でもある。
守備の評価が特に高く入団1年目から十分1軍で通用するレベルとされていた。強肩を生かし、三遊間深めの位置からノーステップノーバウンドの好送球で一塁補殺するプレーの評価が高かった。
バッティングはコンパクトなスイングで出塁を狙う左の好打者という評価矢野雅哉
矢野雅哉のパンチパーマ効果とは?
2021年のキャンプに入って矢野雅哉が早速注目を集めたのは髪型だった。時代遅れとも言われるパンチパーマで現れたときは満場の注目を集め、ひょうきんな顔や口調から万座の爆笑を誘うことがよくあった。
その他、円陣で一発芸を披露することでみんなが笑い雰囲気が盛り上がるため、他の選手にはないエンターテイナーとしてのキャラを発揮しているようなのだ。
練習中でも誰よりも声を出し、チームのムードを高揚させ士気を高めているのだから、たかが外見とは言っていられない効果を発揮してくれている。
顔や口やそれに加えてパンチパーマという髪型でも忘れられない印象を残しているのであれば、アピールポイントになっているわけで「パンチパーマ効果」と言って良いと思う。
2022年の矢野雅哉
2022年5月3日、マツダスタジアムでの対巨人戦で矢野雅哉はプロ初スタメンとなった。
初回、2点をリードした場面で、矢野は巨人の先発・赤星優志投手の初球・ストレートをセンター前へはじき返し、2点タイムリーヒットとなった。
ネットでは「プロ初スタメンながら、初球を振り抜いてタイムリー。将来の広島は明るいぞ」「矢野はやると信じてた」とファンは矢野選手の活躍に盛り上がりを見せている。
引用元:ybsワイドニュース
昨年はキャンプとシーズン序盤で話題になっただけで、その後ほとんど1軍の試合で菅田を見ることはなかったが、パンチパーマのムードメーカーをファンは忘れていなかった。
今シーズンは継続して1軍に帯同し、ムードメーカーとしてチームをもり上げてもらいたいと思っていたところ、8月16日に想定外のチャンスが回ってきた。
この日、試合前に小園海斗内野手の新型コロナウイルス感染が発覚し、その代役として8番遊撃手としてスタメン出場し、中日先発柳裕也投手からプロ入り初本塁打を放ったのだ。
矢野雅哉(広島カープ)の最高評価の武器は何?
矢野雅哉の最高評価の武器:集中力と持久力
矢野雅哉選手がみんなの注目を集めているのはパンチパーマだけではない。
「本業」の野球の方でも監督・コーチ・選手から注目されている要因がある。それは、「集中力」と「持久力」なのである。
首脳人にとっては鍛えがいのある選手であることに間違いはなく、練習の最後の最後の瞬間まで集中力がとぎれないという。
言い換えれば、ガッツと元気がとぎれないということで、「プロのレベル」でどれだけ辛く厳しい練習を課しても音を上げることはなく、手を抜くことはないという。
これで、故障さえしなければ、首脳人にとっても鍛えがいがあり、頼りがいのあるルーキーNO1となり、「無事これ名馬」的な評価も高まるだろう。
今年からカープに復帰した河田雄祐コーチ好みの選手であるとも言われている。
性格的にムードメーカー―となってくれるだけでなく、他の選手に元気を与えることができる稀有なキャラの持ち主なのである。
オープン戦を通じて矢野の「元気 」がチームにプラスに作用した「カープドラ6新元気じるし」という動画をご覧いただくとプレー自体の魅力もつかめると思う。
矢野は強豪校のなかでもとりわけ厳しい練習で知られる亜細亜大学で主将をつとめ、「試合になれば練習より楽にできたという」環境を耐え抜いてきており、厳しい練習を1つ1つ丁寧にやることの意味をよく知っている選手なのだ。
矢野雅哉の最高評価の武器:チームの運気を高めるムードメーカー
昨シーズンの広島カープは3連覇したときの「逆転のカープ」のイメージからほど遠く、試合終盤にめっぽう弱かった。
投手陣で中継ぎ・抑えという勝利の方程式をなかなか作れなかったというチーム事情もさることながら、試合終盤になれば「いつ逆転されてもおかしくない」というネガティブなムードがベンチだけでなく観客席をも覆うことがあった。
メンタル面に問題があり、接戦をものににできない試合が積み重なっていったように見えた。
チーム内にも、沈んだ雰囲気を一変させられる人材が不足していたことはある。
今年の矢野の加入は、チーム状態が悪いときに雰囲気を変えることのできる「ムードメイカー」を補強したという効果があると考えられる。
首脳人も矢野の明るくいつも声が出ていて全力で手を抜かずプレーできて、体力的にもへばらない矢野には「チームの運気を高めるムードメーカー」としての期待が極めて大きい。
ベンチ内の重く沈んだムードを払しょくし、運気を高められるキャラであれば、ルーキーであっても開幕1軍に選ばれた十分な根拠となり、底抜けの明るさでチームに勝利を呼び込んでいけると思う。
矢野雅哉のパンチパーマ効果&最高評価の武器(まとめ)
広島カープにドラフト6位で入団した矢野雅哉選手がルーキーらしからぬ存在感を発揮して、開幕1軍を勝ち取り、早くもチームに欠かせないキャラをアピールしている。
強肩と堅実な守備というプレーのアピールポイントも優れているが、パンチパーマ効果でチームに与えたプラスの影響と、最高の評価を受けることができる矢野選手の武器とは何かを分析した