山口県阿武町で公金にあたる4630万円が誤って田口翔さん個人の口座に振り込まれた事件が全国的に関心を集めている。
受け取ったまま払い戻しを拒否している田口翔さんの罪はもちろん重いが、同等かそれ以上に誤って送金した側も責任が重いという論調も無視できない。
4630万円を誤送信した阿武町の職員は誰か、またその職員や上司は罪に問われないのかを調査した。
4630万円を誤送金したのは誰?
山口県・阿武町でコロナ給付金にあたる公金4630万円が誤って24歳の男性1人に送金されてしまったことは全国で大きな関心を集めている。
4630万円を受け取った男性・田口翔さんの個人情報は当然大きな関心をよんでいるが、一方で、誤送金に関わった阿武町の担当職員が誰かについても関心が集まっている。
しかし、有罪で起訴されたわけでもない職員の個人名は非公表となっている。
職員は男性で、結婚歴があり妻も子供もいるがキャリアはまだ浅く、新人の職員だったということが分かっている。
精神的には大変なショックを受けており、人事異動で他の部署へ異動となった。
また、その職員の上司にあたる課長も季節外れの人事異動となった。
誤送信した担当職員・上司は罪になるのか?
今後の事態の進展を予測すると、阿武町の町長や関係職員も全くお咎めなしというわけにはいかないようだ。
お金が返ってこなかった時にはどうなりますか? (亀井正貴弁護士) 「町長や関係職員が、町の財産管理の義務を怠ったことに対する“賠償請求”や、住民の“監査請求・訴訟”の可能性もあります。そうなると、町長や職員個人が損害賠償を払わないといけないことになる可能性があります」
引用元:ヤフーニュース
当初、専門家からは「罪に問うことは難しい」との指摘もったが、やはり、誤入金があったのは、コロナ禍で苦しむ家庭を支援する臨時特別給付金という全463世帯の共有財産にあたる「公金」である。
前463世帯の情報をフロッピーディスクというタイムアウトした媒体で管路していた点や1世帯だけが記載された振り込み依頼書を職員が誤って金融機関に提出した点も考慮されれば、阿武町の管理責任は免れないだろう。
まとめ
山口県・阿武町で起きた4630万円誤送金事件を巡り、誤送金の担当職員は誰か、その担当職員や上司の罪はどのように問われるのか、というテーマでまとめた。