岸田首相の英語力についてとりあげました。
あまり派手な話題を持っていない人ですが、実は岸田首相の英語力は歴代首相トップクラスという噂もあり、本当かどうか調べてみました。
また、実際に岸田首相の英語演説のレベルから英語を話したときのスキルや会話力を評価してみました。
岸田首相の英語力が歴代首相トップクラスって本当?
岸田首相は総理大臣に就任してからあまり積極的に英語でスピーチしていません。
しかし、実際に演説を聞いた人からは、岸田首相の英語力は歴代首相でもトップクラスという意見が出ています。
トップクラスという意味はトップではないということです。
では本当のトップは誰かと言うと、1998年~2001年まで首相をつとめた宮澤喜一さんです。
宮澤首相は「英語の達人」と言われ、首脳会談でも非公式の会談でも通訳なしで会話ができて、暇なときは英字新聞を斜め読みできるレベルだったそうです。
そのレベルに匹敵する英語力を持った首相は戦前も戦後も出ていませんので、宮澤首相の英語力は文字通りNo.1です。
では、岸田首相の英語力が歴代首相の中でもトップクラスと言われる根拠はどこにあるでしょうか?
①岸田首相は帰国子女
父の仕事の関係で小学1年生から3年生までの3年間、アメリカのニューヨークで暮らしています。
ニューヨークのパブリックスクール(現地の公立小学校)3年次を終えて帰国していますが、3年
間はネイティブスピーカーに囲まれて暮らし、英語の話し方や発想にネイティブの影響が見られ
それが現在の英語力に反映し土台ともなっています。
②国際会議・国際シンポジウムでの演説の高評価
岸田首相は2012年に第2次安倍内閣で外務大臣に就任、その後2017年防衛大臣になるまで各種
国際会議・国際シンポジウムに参加し、演説やスピーチを行ってきて、その評価が高いことで
す。パフォーマンス重視でアピールが上手い人たちとは一線を画す話し方や内容への評価が高い
ことが言えます。
岸田首相の英語演説から会話力を評価!
2019年のシンガポールサミットで岸田氏が外相として行ったスピーチの動画を参考までに掲載します。
このときのスピーチに関して米誌のForbesの評価が高い。
あまり英語が喋れない人がある程度練習したとしても、このような自然な喋り方にはならないだろう。一度でもネイティブが周りにいる環境に身を置いたことのある人の喋り方だ。会話としての英語であっても、それなりに自分の言葉で話せるであろうことが見受けられる。
スピーチをする際の発音はもちろん、声や話すスピード、間合いも非常に落ち着いて聞きやすい。しかも、非常に自然だ。これは、幼少期の経験が軸になっているのかもしれない。自分とは違う人種・国籍の人々とコミュニケーションをとることの大変さを、よく知っているかのように感じるのだ。引用元:Forbes
2022年8月に岸田首相が国連NPT再検討会議で行った演説や記者団へのコメントの場面を掲載します。
これらの演説を見ても、いわゆる受験エリートの語彙力は非常に高いものの、ジャパニーズ・イングリッシュの印象がある発音や会話・コミュニケーションを不得手とするタイプとは異なることが分かります。
これまでの歴代総理の中では確かにコミュニケーション力やプレゼン能力は高い、発音や言葉の連結の仕方(リエゾン)もネイティブに近いものが感じられるのです。
岸田首相の英語力・演説から評価した会話力(まとめ)
岸田首相が歴代首相の中ではトップクラスの英語力の持ち主という評判を実際に調べ確かめてみました。
岸田首相の英語演説の動画からも発音や発想がネイティブに近いところがあること、コミュニケーション力やプレゼン力が歴代首相の中ではトップクラスであることが分かります。