無免許運転で人身事故を起こし、体調不良が主な理由で議会も欠席し続けている木下冨美子議員への批判の声が高まるばかりである。
都議会からの2度の辞職勧告決議を経ても、何千件という苦情を受けてもなお都議会議員を辞めない理由はその年収にあるということを分析してみた。
また、木下冨美子議員が都議会議員になる前のキャリアや収入はどうだったかも合わせて調査してみた。
木下富美子の年収で分る都議会議員を辞めない理由!
都議会議員の平均年収と木下冨美子議員の年収比較
日本最大の地方議会である東京都議会の議員は「報酬レベルも最大」であるようだ。
議員報酬は月額102万2000円で全国でみても最高の数字になるという。
これに期末手当が加算されると都議会議員1人あたりの年収は約1660万円になる。
サラリーマンで言えば「基本給」にプラスされる「手当」の名目がずば抜けて大きい。
さらに、“第二の報酬”とされる「政務活動費(政務調査費)」も全国一の月額60万円あり、本会議や委員会に出席する「交通費」を含む「費用弁償」という名目でもらy金額がまたプラスされる。
諸々併せると、都議会議員1人あたりの年収は平均約2400万円になるという。
自前で払う諸費用と相殺するとほとんど残らない、という話をする議員もいるが、そのような収支とんとんという話はあり得ない。
都議会議員に「楽で儲かる」という側面がなければ、そもそも議員になろうという人は出てこない。
では、渦中の人、木下冨美子議員の年収どうか?
都議としての議員報酬は月額81万7600円、この他に政務活動費として毎月50万円がプラスして支給される。総額は約132万円とかなりの「高収入」だ。このまま10月末を迎えれば、4カ月間で計約528万円の支給となる。加えて、12月1日に在籍していた場合には約205万円の「ボーナス」も渡る。
引用元:gooニュース
これだけでも木下冨美子議員の年収は2000万を楽に超え、木下議員が立ち上げた1人会派「SDGs東京」に交付する政務活動費(50万円)もあることを考えると、都議会議員の平均レベルを若干上回る水準になるだろう。
議員辞職するということはこれだけの年収を全て放棄することで無収入になることから、辞めない理由は年収にあることははっきりしていると言える。
木下冨美子議員が辞めない年収以外の理由
都議会は既に2度も辞職勧告案を木下冨美子議員に対して出しており、議長室へ出頭するよう求めても、木下議員がこれに応じないのは理由がある。
木下氏の無免許事故は懲罰の対象となる議会活動とは異なるため、除名処分の対象にすることは困難だという。
つまり、都議会による除名処分の決議案は法的拘束力に欠けるからである。
「出頭命令」に応じなくても応じない理由が「体調不良」であれば、健康上の理由で出頭に応じない「自由」が基本的人権として認められている。
木下氏には自分の起こした問題で法的拘束力がどうなるかについて相談できるしかるべき弁護士がついていて、要所でアドバイスしているに違いない。
また、無免許運転による被害者とも示談が成立していることも、木下氏が強気に出る1つの理由になっており、「やるべきことはやった」という認識でいると考えられる。
木下冨美子議員の若い頃のキャリアと収入を調査
木下冨美子議員のwiki経歴
氏名:木下冨美子(きのした ふみこ)
出身地:愛知県名古屋市
生年月日:1966年10月13日(55歳)
学歴:名古屋市立向陽高等学校~東京外国語大学スペイン語学科卒
木下冨美子議員の若い頃のキャリアと収入
1990年、株式会社博報堂入社。
議員の前職は大手広告代理店勤務だった。
博報堂時代は香川県高松市勤務もあったが、議員になる直前は広報室勤務だった。
博報堂の有価証券報告書によりますと、平均年収は1,057万円、平均年齢は42.2歳です。2021/06/22
比較してみると、平均とはいえ、高水準の大企業らしい40代社員の年収となっている。
しかし、その倍以上をゲットできるのが都議会議員の年収であることが分かる。
木下冨美子議員の年収と議員を辞めない理由・若い頃のキャリアと収入(まとめ)
無免許運転で人身事故を起こし、体調不良を理由に議会活動も行っていない木下冨美子議員が都議会議員を辞めない理由について、年収とその他の理由を分析しまとめた。
また、議員になる前の前職は博報堂勤務であり、その時代のキャリアと収入を調査し、議員時代と比較してみた。