2022年のドラフト会議で福岡ソフトバンクホークスが単独指名したイヒネ・イツア選手が熱い視線を浴びています。
「イヒネ・イツア」という名前は何語で国籍はどこか、両親の国籍とルーツは?といった気になる情報について調べてみました。
また、プロ野球のドラフト会議でドラフト1位指名を受けるまでになった野球の経歴や出身校についても調査しました。
調べると分かることは、イヒネ・イツア選手が類まれな身体能力を備えており、それが様々な数字に表れており、ソフトバンクだけではないプロのスカウト陣の高評価につながっていることです。
イヒネ・イツアの国籍・両親・出身校は?
イヒネ・イツアのwikiプロフ
本名:イヒネ・イツア(Ikhine Itua)
出身地:愛知県名古屋市瑞穂区
生年月日:2004年9月2日(18歳)
身長・体重:184㎝ 83㎏
投球・打席:右投・左打
ポジション:遊撃手
イヒネ・イツアの国籍・両親について
「イヒネ・イツア」はナイジェリア人の人名です。
ナイジェリア共和国では英語が公用語ですが、イボ語というニジェール・コンゴ語族の言語が広く話されており、「イヒネ・イツア」の名前のルーツもイボ語と思われます。
イヒネ・イツア選手は生まれも育ちも日本で名古屋市出身ですが、国籍はナイジェリア国籍となっています。
父親がナイジェリア人、母親が日本人という東北楽天ゴールデンイーグルスのオコエ 瑠偉選手の例がありますが、イヒネ・イツア選手は両親ともにナイジェリア人・ナイジェリア国籍です。
1990年~2000年にかけて日本でも在日ナイジェリア人が増えて、アフリカ大陸では最大のコミュニティとなっています。
イヒネ・イツア選手の父親・母親についてはネット上の情報がまだありませんが、名古屋市に在住して4人の子供を育て大学や高校へ進学させています。
出稼ぎ労働者や難民というルーツで見るのは不適切であり、少なくとも中流の生活はできるだけのスキルがあり、事業を行っているかもしれません。
今後、イヒネ・イツア選手のマスコミ登場回数が増えて両親のことを話題にする機会を待ちたいと思います。
ナイジェリア国籍を持つ人が日本人と結婚してその2世がプロスポーツ界で活躍する姿が急増しています。
オコエ 瑠偉選手のお姉さんもバスケットボールで日本代表をつとめましたが、スポーツ一家で名前が通る在日ナイジェリア人は多数います。
オコエ 瑠偉選手もプロ入り前から足と肩ならプロでもトップレベルと高評価を受けましたが、イヒネ・イツア選手も日本人離れした身体能力を持ち、スポーツ一家で兄弟も活躍しています。
イヒネ・イツアの出身校について
イヒネ・イツア選手の小学校は名古屋市立中根小学校で、出生地の瑞穂区にある小学校ですから、この近くに実家があり、徒歩圏内だと思われます。
名古屋市立荻山中学校に進みましたが、この中学校も瑞穂区で家からも近い学校のようです。
高校は地元を離れ、愛知県小牧市の誉高等学校です。
ここからソフトバンクに単独指名を受けてプロ入りすることになります。
イヒネ・イツアの驚愕の身体能力で評価急上昇
イヒネ・イツアの球歴と評価急上昇の追跡
イヒネ・イツア選手は小学校3年生から野球を始めていますが、本格的に野球に取り組み始めたのは中学のときで軟式野球のクラブチームである東山クラブでプレーしています。
高校は甲子園大会を目指せる誉高校に入学し、1年秋からベンチ入りして頭角を表しています。
当初は俊足と広い守備範囲を活かして外野手となり、センターを守っていました。
しかし、チームの指導者もイヒネ・イツア選手にもっとスケールの大きな素質を感じたのか、2年生のときに遊撃手に転向します。
肉体改造を伴うハードなフィジカルトレーニングをこなし、体が大きくなるとともに打撃・守備ともに持ち味を生かしたスケールの大きなものになっていきます。
高校3年間を通じて甲子園出場経験はありませんが、既に肩と足はプロでもトップレベルの評価で2022年9月8日にプロ志願届を出し、12球団すべてと面談をしています。
10月10日には福岡ソフトバンクホークスが1位指名を公言し、その通り10月20日のドラフト会議でソフトバンクから単独で1位指名を受けています。
イヒネ・イツアは何故プロのスカウトから評価急上昇したか?
まず、イヒネ・イツア選手の身体能力を数字からみてみます。
立ち三段跳び8m50、背筋力275.8kg、スクワット266kg。
高校通算18本塁打は他のスラッガーの高校時代と比べると最高の数字ではありませんが、ミートのセンスと2塁打・3塁打を量産できる類まれな中距離ヒッターになると期待されています。
振り切るスイングで左右どちらにも降格に打てる左の巧打者です。
最速140キロを記録し、遠投では100mを余裕で超える肩が自慢です。
さらに50m6秒2の俊足を持っています。
#イヒネイツア 選手
単独指名で交渉権獲得高校時代ショートや左打ちそして背格好からバファローズ #宗佑磨 選手のイメージもあるが中の人的には現マリーンズ #福田秀平 選手も感じさせるかなと
いずれも身体能力の高いイメージ
どんな変貌を遂げるか楽しみ😊(続く)#ドラフト会議2022#sbhawks https://t.co/FMj6j6T5JN
— p_shi #2022年も現場主義で (@P_Noguchi) October 21, 2022
プロの度のスカウトも驚愕の身体能力と長い手足を活かした将来の伸びしろと、スケールの大きさを評価しています。
中でも1位指名に踏み切ったソフトバンクの評価は下記の通りです。
ソフトバンク・永井本部長|22/10/22
「木製(バット)で逆方向にもすごい飛距離が出る。高校生にしては本当に珍しい。世界一のショートになってほしい。どの部分においてもトップレベルを狙える。どのタイトルも取れる、全ての数字において(タイトルを)取れる選手になる」
ソフトバンク・山本省吾スカウト|22/10/20
「184cm82kg、右投左打の大型ショートストップ。守備は高い運動能力と強肩で広範囲をカバー。打撃は柳田を理想とし、柔らかなスイングで大きなフォロースルー。目指すはショートを守る柳田。攻守にスケール感ある希少な素材」引用元:イヒネ・イツア(誉高校)
プロでも選手層が厚く競争の激しいソフトバンクで頭角を現すのは容易なことではないかもしれません。
しかし、戦力面に余裕のあるソフトバンクのような球団はあせって1軍で即戦力として使うことはなく、じっくり育てる育成面の環境に優れているでしょう。
この優れた環境の中で競争が厳しくても当確を表してくる可能性とスケールの大きさを感じ取ったからこそ、ソフトバンクは1位指名したのでしょう。
高校生ナンバーワン遊撃手という現在の評価もソフトバンクが期待する通り日本一の遊撃手という評価に高めることが可能な逸材です。
まとめ(イヒネ・イツアのプロフィールと評価)
福岡ソフトバンクホークスからドラフトで単独1位指名氏名を受けたイヒネ・イツア選手は両親も自身もナイジェリア国籍ですが、日本で生まれ育ち名古屋市に在住しています。
既に肩と足はプロでもトップレベルと高評価のイヒネ・イツア選手は高校生ナンバーワン遊撃手としてソフトバンクでは日本一の大型遊撃手に育つことを期待しています。