お笑いコンビ「かまいたち」濱家が最近テレビのバラエティ番組で年収を聞かれ、「ピー音」とともに消されて視聴者には分からないものの、水準がかなりあがったことが番組中に分かることで注目された。
ブレークした現在の懐事情を告白する以外にも、何度かギャラや年収に関するコメントを行った番組がこれまでもあった。
Youtube月収180万という数字が出たこともあり、過去の番組で出た情報をもとに、現在の年収はいくらくらいになるか調査してみた。
Youtube月収180万って本当?
お笑い芸人の年収・ギャラの水準とは?
お笑い芸人の収入は、芸能事務所所属のタレントやミュージシャンと違って「給与」としてもらうことは少なく、1回の出演料がいくらという「歩合制」がほとんどだという。
1回あたりの出演料は「ギャラ」とよばれ、所属事務所によって違うこともあるが、基本はお笑い芸人本人の「格」や「人気」等で決まってくるという。
いちばん水準の高い位置は「大御所」と呼ばれ、番組1本あたりで100万~200万稼ぐ。「ビッグ3」と呼ばれるたけし・さんま・タモリの水準である。
週に数本のレギュラー番組と特番、CMなどを入れると年収数億円という水準で、このランキングまで上り詰めるのは困難で10年前からベスト10の顔ぶれはほとんど変わってないという。
次に「中堅」というクラスがあり、1本あたりのギャラは数十万~100万という水準。年収にすると、数千万から1億というところ。テレビでコンスタントにみる芸人がよくここにあてはまる。
中堅の下に「若手」というクラスがあり、1回のギャラが7万~10万。ただこれもピンからきりまであり、一概にこの数字にあてはまるものではない。
吉本のお笑い芸人のように、1回の舞台で500円という金額から始める過酷な実態もあるが、「事務所の力」の強さで吉本所属の希望者は多く、減る傾向はないという。
駆け出しの芸人でまだ「イレギュラー」のいつ入るかわからない出演を年間数本だけしかもらえず、アルバイトしなければ食いつなげないという層も多数いるから厳しい世界である。
「かまいたち」に関しては、大阪時代は「若手」の水準だったものの、東京に出てからブレイクしたことは明らかで、現在は十分「中堅」クラスの年収(数千万~1億)に達しているはずである。
Youtube月収180万って本当?
かまいたちの濱家が1月31日放送の「千鳥VSかまいたち」(日テレ)に出演したときに自身の前の月のYoutube月収を「180万」と答えていたのがこの数字の根拠である。
相方の山内も番組中、スタッフがゲリラ的に仕掛けたところからつい本当の数字をしゃべるはめになった、ということを言っていた。
番組後、濱家は父親から連絡をもらい、「会社に行って同僚から”お前の息子、you tubeであんなもろてんのか」と言われたそうで、番組で笑いをとっていた。
ただこれはいつもの数字ではなく、いちばん良かったときの数字が印象に残って、濱家の口から出たと思われる。
あくまでもYoutubeの月収だから、お笑い芸人としての本職で稼いだ月収とは別にカウントしなくてはならず、Youtubeの年収を足すとトータルの年収は1億円ではきかず、もっと上かもしれない。
かまいたち濱家の現在の年収は?
かまいたち濱家の大阪時代の年収
かまいたちは2018年3月までは吉本興業の大阪を拠点に活動していたが、同年4月から東京に移った。
大阪時代は言ってみれば本格的に売れる前の下積み期間でもあり、1回あたりのギャラや収入はかなり低かったことが分かる。
忘れもしない、濱家が吉本から最初に振り込まれたギャラは500円だった。
吉本の若手芸人のギャラの安さは本当の話で、文字通り「ワンステージ500円」の時代があったのだ。
そこから源泉徴収なるものをひかれて手取りが450円だった、という時代を経てきている。
2019年1月29日深夜の「志村でナイト」(フジテレビ)に山内と2人で出演したとき、大阪時代のギャラについてふれていた。
この番組に登場したときは、かまいたちが「キング オブ コント 2017」で10代目キングに輝いたお笑いコンビとして紹介され、大阪で8本のレギュラーがあったころである。
濱家が「1本の単価きいてほしいです」と話しを向けて、山内が「1オンエア、3000円です」と答えて、スタジオを驚かせていた。
まだまだ年収としても「若手」の数百万レベルを超えるものではないことが分かる。
かまいたち濱家の現在の年収は?
2020年5月10日、公式Youtubeチャンネル「かまいたちチャンネル ねおミルクボーイ」で動画の生配信を実施した。
このとき、山内が発表した「最高月収460万円」(去年の6月)は、いつものことではない、あくまでも一番良かったときとしながらも、「サラリーマンの年収レベルの月収」だと話題になっていた。
コメント欄でも「すごすぎる」「夢がある」といった驚愕の印象が良く出ていた。
さらに、今年2021年2月6日放送の「せやねん!」(毎日放送)にVTR出演し、東京に来てブレイクした後の年収を聞かれ、「大坂時代の何倍?」という質問に即答した数字は聞こえなかったものの、スタジオからは「驚き」の声が出ていた。
文字通り、大阪時代の何倍も稼ぐようになったのは間違いない。
かまいたち濱家個人の年収としても、お笑い芸人中堅の水準である数千万~1億には達していると考えられ、もしかすると中堅レベルの上限を超えているかもしれない。
これにYoutubeの年収(1000万~2000万レベルか?)を足すと、少なく見積もっても年収1億円~1億5千万円という推定値が出てくる。
あくまでみ推定値なので、根拠のある数字が調査できたら更新していきたい。
かまいたち濱家の現在の年収(まとめ)
まず参考までにお笑い芸人の年収の水準の参考となる一般的な数字をあげた。
また、過去の番組やYoutube動画で語った内容を総合し、お笑い芸人の本職としての、かまいたち濱家の現在の年収(Youtubeの収入を加えて)は、少なく見積もって1億円~1億5千万円と推定できる。
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