カップル起業で失敗しない5つのポイントは?起業初心者の必要事項5選!

政治・経済

カップルや夫婦で、お互いを仕事のパートナーとして起業するカップル起業がいまトレンディになりつつある。

先進国アメリカでは日本より先に COUPLE  ENTRENEUR (カップル起業) という言葉が生まれ、多くのカップル起業家が誕生してきたが、最近は日本でも増えている。

夫婦やカップルであることからくる障害が事業継続の妨げになることも出てくるが、カップル起業のメリットとデメリットを理解したうえで、考えられるリスクを軽減していくことはできる。

ここではカップル起業で失敗しない5つのポイントについてまとめてみた。

また、スタートアップにあたって欠かせない知識としてどのような分野があるかを「起業初心者の必要事項5選」としてまとめた。

カップルのうち、どちらか一人でもここに挙げた分野の知識や経験があるかのチェックリストにも使っていただきたい。

カップル起業で失敗しない5つのポイント

ポイント① 理念や目的が共有できている

起業するのが1人でなく2人なら、一番大切な理念や目的に対して共通の情熱をもっていなければならない。
2人とも起業した職種、取り扱う商品やサービスが好きで、ふだんの作業を行うことで目指す方向性が同じなら、同じ情熱を傾けられる。

ただ情熱を共有することで危険因子(リスク)も共有することになる。難しい局面がきたとき、乗り切れるか否かは理念や目的という一番根本にあるものを共有しているかどうかにかかる。

起業する前に理念や目的が同じか、ほかのことよりも優先順位が高いことも共通しているか、何度でも話し合い、確認し合うことが大切である。

ポイント② ビジネス上の意見交換が自由・対等にできること

カップルとして日常生活をおくる上でのささいな口論はよくあることである。

しかし、そのカップルが仕事時間に夫婦の口喧嘩のようなつまらないやりとりをすることは生産的なことではない。

意思決定のときの序列はあっても良いが、対等にものが言えるフランクなビジネスパートナーとしての関係は維持していかなければならず、片方が自由にものが言えないような従属関係は好ましくない。

お互い気づいたことを自由にフィードバックできる関係であれば、起業も軌道に乗せていける。

ポイント③ 長時間の拘束に対する理解と受け入れ

就職して他人に雇用されているときと自ら事業を行うときでは環境や条件が全く異なる。

起業して軌道に乗るまでは思わぬ苦労があったり忍耐が必要であったりし、「時間に対する対価」を求めずに長時間の労働や作業を進んでやることが必要不可欠となることが多い。

日常生活が仕事中心に回り、ときには早朝や深夜も厭わず2人とも何らかの作業を分担することになったり、或いはパートナーのうち1人が長時間労働に勤しみ、プライベートな生活より仕事を優先することになったとしても理解と支援が欠かせない。

起業するとプライベートのみより一緒に過ごす時間が増える。相手に思いやりと理解を持って接すれば疲れやストレスも目立たなくかえって絆が深まるものだが、

ポイント④ ストレスとの対処法を工夫する

業務が順調にいっているときは特に家庭で食事するときですら仕事の話が中心になり、仕事との境界線がなくなることでプライベートの時間をカップルで過ごす楽しみが侵食されることも多い。

完全に線引きするのは難しくても、相手の様子やコンディションを確かめるための質問や能動的な会話を増やすようにする必要がある。

思いやりや励ましの気持ちを言葉にして表すといった工夫は他人以上に考えて意識的に行う必要がある。言葉だけでなく、ジェスチャーや相手が喜ぶ演出なども効果的だ。

ストレスとの対処法を工夫し、前もって考えておくことで、仕事優先の結果、カップルとしての私生活崩壊の危機から逃れられる。

ポイント⑤ 意見の不一致への対応方法を考える

ビジネスをやっていて意見が一致しないことはアイデアの宝庫と言われることもあり、一定人数でのブレーンストーミングに発展して良い結果を生むことがある。

カップル起業家としても意見の不一致があった場合、感情的な愛憎劇に転嫁されてしまうことのないよう、ビジネスパートナーとしてお互いの意見に耳を傾け建設的で発展性のある結果を生みだすことが重要だ。

意見の不一致があったときこそ、相手と話し合い何が一番優れた解決手段となるかの結論が出るまでお互いにアイデアを出していくことが必要だ。

「意見の不一致」をむしろ歓迎する、どちらかのいうことを強制しない、といたルールを決めておく、或いは2人で約束し合うといったことが有効である。

起業初心者の必要事項5選

経営に関する予備知識

カップル起業の対象業種が何であっても、運営していく企業の大きさに応じて「有限会社」や「株式会社」経営の入門書を読む、経営セミナーに出席する、或いはインターネットで検索しまくるといった準備が必要である。

「有限会社法」「株式会社法」といった経営法務的な側面、法務局への届け出、定款の作成、人数によっては取締役会運営のための知識を下調べし、法的手続き面で躓かない準備が必要である。

財務に関する予備知識

カップルのうちどちらかが、できれば2人とも、自社の経営状況を数字で合理的にみることが必要である。そのための手段として決算書の簡単な読み方を知っておくことは欠かせない。決算書とは損益計算書と貸借対照表の2つである。

損益計算書や貸借対照表のポイントを押さえた簡単な読み方を解説した入門書を読む、或いはその心得のある人から教わるといったことが必要となる。

日常業務としては、日々の取引をルールに従って記帳する「簿記」の知識も持ってないと、これを専門家に頼むか、経理のできる人を雇う必要が出てきて費用発生の原因ができてしまう。

簿記2級が理想的だが、困難であれば簿記3級レベルの帳簿に取引内容を記帳する方法はできるようになっておきたい。

会社がうまくいっているか、どこに問題を抱えているかは、決算書を読み取ることで明らかになる。

税務署への申告や納税額の知識も知っておきたい。

マーケティングに関する予備知識

扱う商品や市場について広い視野と背景知識を授けてくれるのがマーケティングの知識である。

自分の会社や商品の置かれた環境を分析し、市場に出すための戦略を考えるのがマーケティングである。これも、あまりに理論的でアカデミックな大冊に取り組む必要はないので、それまでマーケティングの情報に縁がなかったような人は、入門書レベルで良いので学んでおくとよい、

製品(商品)戦略、価格戦略(値段のつけ方)、流通戦略(販売ルート)、販売促進戦略などについてわかりやすく学べる基本書があったら選定して学んでおくと必ず役にたつ。

人事・労務管理に関する予備知識

この方面の情報はカップル2人だけでなく、ほかに人を雇用して事業を行うときに必要となる。

雇用契約や更新、解雇についても法的なことを知ってなければならない。

労働基準法を基本として、休憩時間の取らせ方や残業の扱い(何をすれば違法になるかも知っておく)、ここでも法的な知識のインプットが必要となる。

労働安全衛生法の観点から勤務先となる会社の労働条件や環境・常備すべき備品の知識も役に立つ。

店舗運営管理に関する予備知識

カップル2人だけで運営していく小規模な店舗や会社であっても、自社商品をいかにしたら有利な条件で調達できるか、原材料を調達するためにどうするか、また自社商品を限られたスペースにどのように配置・陳列していくかの情報も業種によっては必要になる。

また、これまで述べてきた会社の日常業務を管理するパソコンの導入も考えておくと良い。

例えば、帳簿の管理を自動で行える財務会計ソフトを導入することも考えられるし、エクセルを使ったデジタル情報の入力・管理が、カップルのうち一人はできるか、といった視点で2人ができることを洗い出し整理することも、スタートアップ前にやるのがおすすめである。

カップル起業のポイント・起業初心者の必要事項(まとめ)

1人で起業するのではなく、カップルで起業することで失敗しないためにやるべきこと、見るべき視点についてポイント①~⑤の5項目に分けて解説した。

また、起業初心者がスタートアップ前に予備知識として準備すべき分野について、これも5項目に分けてとりあげた。

この記事を基点として、詳細な情報をさらに必要とする場合は、インターネット上にかなりの情報があり、グーグル、ヤフー等のブラウザを使って検索すれば、たいていの場合、疑問点は解決できる。

人生を共にする絆で結ばれたカップルで共通した事業の理念や目的を追うのは困難なこともあるが、乗り越えれば味わう喜びも倍増するので、是非とも頑張っていただきたい。

 

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