ボンバルディア・グローバル7500はロサンゼルスーニューヨーク間を4時間の最短記録で飛行し、岸田首相や大谷翔平選手が搭乗したことでも知られる豪華な内装が注目を集めています。
スマートな外観や立地な機内の画像から価格や航続距離といった気になる疑問や特徴を調べてみました。
また、ボンバルディア・グローバル7500が世界一豪華なビジネスジェットと言われる理由が分かるように解説してみました。
ボンバルディア・グローバル7500の価格や特徴まとめ!
ボンバルディア・グローバル7500の特徴
ボンバルディア・グローバル7500は世界最大かつ最長の航続距離を誇るビジネスジェット機です。
その主な特徴を以下にまとめます。
乗員数:11人~20人
エンジンのタイプ:ジェット
航空機のタイプ:大型
領域:5000㎞以上
航続距離:業界最高水準の航続距離7,700海里(14,300km)、マッハ0.925の最高速度
有効荷重:1000~5000㎏
スムーズな乗り心地:あらゆる速度で最大限のコントロールと敏捷性を実現
最大級のキャビン:4つの真のリビングスペース、フルサイズのキッチン、専用のクルースイート
(ビジネスジェットでは世界初)
革新的なシート:革新的なディープリクライニング機能で超快適な特許取得済みのヌアージュシー
ト(ビジネス航空業界では30年ぶりの新しいシート構造)
空気のクリーン度:高度なHEPAフィルター搭載、アレルゲン、バクテリア、ウイルスを最大
99.99%捕える、わずか90秒でキャビンの空気を100%新鮮な空気に完全に
入れ替える)
クリアな視界:次世代のフライ・バイ・ワイヤ技術を採用したBombardier Visionフライトデッキ
最先端のアビオニクスと卓越した人間工学と美学を融合
(優れた快適性と操縦性)
ボンバルディア・グローバル7500の価格
ボンバルディア・グローバル7500はボンバルディア・エアロスペース社が販売・開発の超長距離型ビジネスジェット。
wikipedhia ではユニットコストが7200万USドル(約94億円)とされています。
客席数:通常時12名、就寝時6~7名(仕様により異なる)
ANAビジネスジェットが公開しているボンバルディア・グローバル7500のチャーター料金は書きの通りで、機材により異なる。
チャーター可能な機材は大型機(13席程度)、中型機(8~10席)、小型機(4~5席)の3タイプを用意しており、飛行距離や搭乗人数に応じて最適なプランを提案。加えて、海外チャーターで最短3日前、国内チャーターでは最短2日前での手配実績もあるといい、柔軟かつスピーディな対応が可能であるとの事例を紹介した。
気になる料金はグローバルチャーターの場合、東京~北京で約1500万円(大型機、往復)、国内チャーターの場合は、東京~下地島で約1200万円(中型機、往復)、約700万円(小型機、往復)。
定期旅客便と比較すると高額だが、「以前からの(メリットである)時間短縮の最大化に加えて、感染リスクの低減もあり、ビジネスジェットのマーケットの拡大は十分にあり得る」と考えており、移動の選択肢の1つに加わることを期待していると述べた。
引用元:トラベルWATCH
2020年からのコロナ禍でも増益を続けており、今後が注目されます。
ボンバルディア・グローバル7500が世界一豪華なビジネスジェットと言われる理由は?
ボンバルディア・グローバル7500が世界一豪華なビジネスジェットと言われる理由
最大の特徴は機内スペースの広さで、従来機「Global 6000」が3エリアの客室を持つのに対し、Global 7500は全長を伸ばすことで4エリアへと増加。快適性と居住性がアップしていることです。
時間短縮の最大化に加えて、感染リスクの低減もあり、ビジネスジェットとしては世界中にこれほど豪華なものはありません。
ANAビジネスジェットのチャーターサービスの説明でも豪華さが分かります。
同社のチャーターサービスは、日本からANAなどの海外定期便で渡航してから、域内移動をビジネスジェットで行なう「エリアチャーター」と、日本からダイレクトに海外へ出国する「グローバルチャーター」、国内移動の「国内チャーター」の3パターンを提供している。
コロナ禍以前(~2019年)はエリアチャーターが約60%を占めていたが、コロナ禍(2020年)にはグローバルチャーターが半分を占める状況に変化しており、問い合わせおよび成約件数は増加しているという。特にコロナ禍では「空港での専用動線」「プライベートな機内空間」「Point to Pointの移動」の確保が可能であることから、関係者以外との接触を減らせるとして、利用者からは好評の声をいただいているとコメントした。
引用元:トラベルWATCH
岸田首相や大谷翔平も搭乗したボンバルディア・グローバル7500
2023年3月8日に開幕するWBCに出場する大谷翔平選手は、所属するロサンゼルス・エンゼルスのキャンプ地であるアリゾナ州のフェニックスからボンバルディア・グローバル7500(プライベートジェット)で羽田空港に帰国しています。
航続距離は1万4620キロで、東京からニューヨークまででもノンストップで飛べ、最大で19人乗ることができますが、ベッドのスペースなどを考えると7人程度までの利用がベストの飛行機です。
大谷選手が搭乗したビジネスジェットと内装は異なるが、メディアが取材した同型機では、機体前方に横幅がゆったりとしたシートがあり、向きあわせになっており、大きなテーブルを出すことでパソコンで仕事をしたり、食事を楽しんだりすることができる構造になっています。
さらに機内Wi-Fiも完備しており、オンライン会議も機内から行うことも可能だ。また機内真ん中はリビングルームになっており、テレビもある。ソファでリラックスすることもできます。
最後方にベッドルームがあり、セミダブルに近いサイズのベッドが用意されている。イメージとしては細長いホテルの部屋という感じで、高級ホテルに泊まっている感覚での移動が可能
定期便のファーストクラスとは比較にならないくらいの快適な移動空間で、何よりも知っている人だけで移動することで人の目を気にしなくてよく、まさにストレスフリーでリラックスできるレベルが異なります。
今回の大谷選手のように体調万全で帰国するのに最適な選択肢であることは間違いありません。
羽田空港でもビジネスジェット専用スポット(駐機場)があり、国内移動であれば車を飛行機に横付けして、そのまま搭乗することが可能となっています。
海外から到着した際にはビジネスジェットゲート前の車寄せから出ることが可能となり、今回、大谷選手がアメリカからビジネスジェットで帰国した際のように、無駄な時間がないということがビジネスジェットの最大の魅力であり、利用者のスケジュールに柔軟に対応しているのです。
今回の大谷選手のケースでもアリゾナでのオープン戦に出場後、日本へ向けての準備を整え、車でフェニックス空港に到着してすぐに出発できています。
加えてアリゾナ州フェニックスから日本への直行便はなく、乗り継ぎや搭乗手続きなどの時間を考えると移動時間も7時間以上は短縮されることになるという素晴らしさです。
今回大谷選手が利用した「グローバル7500」の同型もしくは同等の太平洋をノンストップで飛べるビジネスジェットを利用した場合、東京~ニューヨーク往復で約6000万円~、ロサンゼルス往復で約5000万円~、ハワイ往復で約4000万円~、シンガポール往復やアジア周遊で約3000万円台などとなっています。
2023年3月21日、岸田首相がウクライナへの電撃訪問を敢行しました。このとき、首相は政府専用機を用いず、ビジネスジェットをチャーターし、ポーランドまで移動したとされています。
総理が乗ったとされる機体は、実は大谷翔平選手がWBCのため里帰りに使用したものと同じモデルのボンバルディア・グローバル7500です。
ボンバルディア・グローバル7500の価格や特徴/世界一豪華な理由(まとめ)
世界一豪華なビジネスジェットと言われるボンバルディア・グローバル7500の価格や特徴をまとめました。
また、世界一豪華なビジネスジェットと言われる理由を分かりやすく解説し、大谷翔平選手や岸田首相も利用したときの利便性や快適性についてもまとめてあります。