バイデノマスク 無料配布なぜこの時期に?アベノマスクとの違いは?

政治・経済
バイデノマスク

アメリカのバイデン政権が24日新型コロナウィルス対策として、主に低所得者を対象に2500万枚のマスクを無料配布することを決定した。

この決定は昨年の安倍政権が行ったアベノマスクの配布を連想させ、「バイデノマスク」がツイッターのトレンド入りし、アベノマスクもSNSで再び話題になっている。

ここでは、バイデン政権がなぜこの時期に2500万枚のマスクの無料配布を決めたのか、またアベノマスクと様々な違いが指摘されているので主な違いをまとめてみた。

バイデノマスク 無料配布なぜこの時期に?

もともとマスクが大切と強調してきたバイデン大統領

バイデン大統領はトランプ大統領と大きく違う。

コロナウィルス感染症対策でも、考え方といいやりかたといい対照的だった。

自身マスクの重要性を評価せず、率先してマスク着用しようとしなかったトランプ大統領だったが、それでも全国民にマスクの配布を計画したことはあった。しかし、実施しなかった。

バイデン大統領は昨年大統領に就任したときから全米でのマスク着用の義務化を訴えていた。

アメリカは50の州にわかれ、それぞれの州が独立国家のような政策実施の権限があり、州法で決められている内容は州によって全く違う。

しかし、コロナウィルス感染症対策としては全米で一枚岩になることが大切と考え、国民にマスク着用を「懇願」した。。マスク着用は自分のためでもあり、隣人のためだと強調した。

バイデノマスク2500万枚無料配布 なぜこの時期に?

マスク着用はバイデン政権が発表していた包括的なコロナ感染症対策を盛り込んだ「国家戦略」の一環だった。

バイデン政権発足後100日間のマスク着用を呼び掛けるキャンペーンをはじめており、今回このタイミングでマスク配布を決定し、3月~5月に実際に配布すると予定したのだ。

また、低所得者やマイノリティに限定した枚数を2500万枚と限定したことで実行可能性を高めた。

バイデノマスクとアベノマスクとの違い

2020年のアベノマスク

2020年の初頭から新型コロナウィルス感染症の影響で、日本ではマスク不足が深刻な社会問題と化した。

そのマスク不足に対応するために、全世帯にガーゼ製の布マスクを2枚ずつ配布すると4月に決定し、6月までかけて実施されたのがアベノマスクの配布であった。

布マスクの生産については中国、ミャンマー、ベトナムに現地生産を依頼し日本の興和、伊藤忠商事、松岡コーポレーションなどが受注したものだった。

配送状況のバラつき、品質のバラつき、マスク調達ニーズのバラつきから政府が組むマスクのための予算のコスパが問われたりする問題があった。

また、全国民を対象にしたところは実行可能性に少々無理があったかもしれない。

バイデノマスクとアベノマスクの違い

バイデノマスクは最初からしっかりした国家戦略の一環として実施され、「マスク不足解消」のような問題の「後追い」解決の対策とは異なる。

感染症対策の総合研究所である米国疾病予防管理センター(CDC)が監修しているところも、日本の厚生労働省管轄より、品質管理のクオリティは高い。

CDCのガイドラインに沿った品質になっており、米国製で洗って再利用できる。

また、マスクが国民に平等にいきわたっているわけではなく、所得格差がマスク着用格差に表れているとして、配布対象と枚数を限定している。

日本のアベノマスクは最終的に全世帯にマスクを送り届ける「偉業」を成し遂げたが、マスク配布の前提となる理念や戦略、実行のしかた等でバイデノマスクのほうが優れている点がいくつもあると感じた。

バイデノマスク無料配布なぜこの時期か? アベノマスクとの違い (まとめ)

バイデノマスクは政権発足後の100日間マスク着用キャンペーンの考え方に基づいて国家戦略の一環として実施されている。

「マスク不足解消のため」という単発的な目的で始めたアベノマスクに比べて、特に理念や戦略、実施のやり方で大きな違いがみられる。

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