安倍元首相一族と旧統一教会の接点とは? 山上徹也の狙いが的外れな理由!

政治・経済
安倍元首相

安倍元首相の銃撃事件で逮捕された山上徹也容疑者は宗教団体に恨みがあり、その宗教団体との関係から安倍元首相を狙ったと供述した。

そして、その宗教団体とは旧統一教会であることが分かった。

また、安倍元首相の祖父である故・岸信介元首相は、統一教会を海外から日本に招き入れたという点で教会設立に一役買ったことで、安倍元首相一族と統一教会との接点があった。

しかし、その接点とはあくまでも政治的なものに限られ、山上徹也容疑者の母親を破産に追い込んだ恨みからいきなり安倍元首相の銃撃に走るのはいかにも短絡的で論理的なつながりに欠ける。

つまり、山上徹也容疑者の狙いは的外れなものだったことを明らかにしたい。

安倍元首相一族と旧統一教会の接点とは?

岸信介元首相と統一教会の関係はどういうものか?

「世界平和統一家庭連合」として現在も宗教法人としての活動を続ける「旧統一教会」は1954年に韓国で文鮮明によって創設された。

1950年代と言えば、安倍元首相の祖父・岸信介が首相を務めた時代である。

岸信介元首相は旧統一教会の支持者として知られ、先に欧米に広まっていた統一教会の日本支部が1959年に設立された。

統一教会の系列の政治団体として知られる国際勝共連合は、保守系で反共の象徴だった。

国際勝共連合は1968年に設立されて、日本では自民党の保守系議員とも密接な関係があった。

「設立には岸氏の協力があった。岸氏はその後も統一教会を訪れ信者を激励したり、教祖・文鮮明と会談するなどしている。安倍氏の父親の故・晋太郎氏も、1974年に帝国ホテルで開かれた文鮮明の晩餐会に出席、さらに勝共連合の機関紙『思想新聞』(1990年3月25日付)の勝共推進議員名簿にも名を連ねている」(統一教会ウオッチャー)

引用元:ヤフーニュース

歴史的に見れば、安倍元首相の祖父の代から父の代を通じて統一教会との密接な関係は途絶えることなく、その流れは安倍晋三氏にも受け継がれているのである。

安倍元首相と統一教会との関係

安倍晋三元首相が旧統一教会と密接な関係を保持してきたことはマスコミも報じている。

世界平和統一家庭連合(旧統一教会)系のNGOとして、天宙平和連合の存在が知られている。

天宙平和連合は英語名をUniversal Peace Federation(URF)と称する。

文鮮明とその妻の韓鶴子によって2005年にニューヨークで創設されている。

2006年6月、UPFが日本で開催した「祖国郷土還元日本大会」に、安倍晋三氏が祝電を送っていた事実を週刊誌FLASHが報じている。

2006年5月13日にマリンメッセ福岡で開かれた同大会では、日韓の男女2500カップルによる「合同結婚式」もとりおこなわれ、当時の安倍晋三官房長官ら自民党幹部が祝電を送っていたことを、統一協会直系紙の韓国「世界日報」が伝えている。

そして、安倍氏とUPFの関係性はその後も途絶えず、近年になってもその関係性を裏づける事実が発覚する。

2021年9月12日、URFが韓国の会場とオンラインで開いた集会「シンクタンク2022 希望前進大会」に、安倍氏がビデオメッセージを送っていたことを、「しんぶん赤旗」が報じている。

この集会ではアメリカのトランプ大統領も登場し、続いて登場した安倍晋三首相がUPFの平和ビジョンと活動を称える約5分間の演説を行った。

2021年と言えば第二次安倍政権が終焉を迎えた年で、統一教会とのつながりに途切れはなかったことが立証される。

山上徹也の狙いが的外れな理由!

安倍元首相や自民党が統一教会と密接な関係を持った理由

ナショナリスト運動の専門家である神田外語大学のジェフリー・ホールは、旧統一教会は安倍首相の祖父の時代から日本の保守政治に関与し、自民党と密接な関係を築いてきたと指摘する。

1950年代と言えば東西の冷戦時代で、米国が推進していた反ソ・反共産主義の路線は日本の自民党の踏襲路線でもあった。

統一教会は信頼できる反共産主義の同盟者として重要だったばかりでなく、自民党の有力な支持母体でもるという意味で二十の重要性をもっていた。

統一教会は、冷戦時代から後に安倍派となる自民党の岸派と協力関係を築いたのだ。

日本では政治運動に関する法律が厳しく、有権者とつながりを持つことが難しいため、金銭以外の関係も重要になってくるため、たとえ統一教会が自民党への政治献金はないと否定していてもそれ以外の緊密な絆で結ばれていたのは間違いない。

選挙になれば必ず自民党に投票するから得票数が計算できて、選挙運動のボランティアを出すといった奉仕活動までやってくれる、統一教会は自民党にとって得難い宗教団体だったのだ。

そんな非常に信頼できる有権者層を提供してくれる宗教団体を味方につけることは、昔から変わらず重要なことである。

山上徹也の狙いが的外れな理由!

安倍元首相が銃撃され死亡した事件で、山上徹也容疑者は「母親が信者で、多額の寄付をして破産し、絶対成敗しないといけないと恨んでいた。安倍氏が団体とつながりがあると思って狙った」と供述している。

しかし、最初から安倍元首相がターゲットだったわけではなく、こうも供述している。

「団体のトップを殺害しようと考えたが、接触が難しかった」

つまり、母親を破産に追い込んだ直接の当事者としては、明らかに統一教会の教祖をターゲットに考えていたことがわかる。

「(安倍氏の)政治信条に対する恨みではない」という供述もあり、団体のトップとの接触が難しかったことから、奈良県に演説に来る安倍元首相を狙うというアクセス可能なターゲットに変えたということだ。

マスコミが報じているような「民主主義の根幹を揺るがす問題」でもなければ、「言論の自由を封じ込めようとする動機でもない。

山上容疑者は安倍元首相がメッセージを送ったURFの集会の動画を見て、「メッセージを送っている動画を見て、つながりがあると思った」ということにすぎない。

あってはいけないことだが、それならば山上容疑者のターゲットはあくまでも統一教会のトップに限られるべきで、自分がアクセス可能な安倍元首相であって良いはずがない。

安倍元首相も一国の総理を務めた人物で、国民的にも影響力の大きい人物であり、しかも祖父の代から憎むべき宗教団体とつながっている。

それだけの理由ならば、山上容疑者の狙いは的外れであり、安倍元首相を失った国民感情を逆なでし、炎上させてしまったことになる。

安倍元首相一族と旧統一教会の接点/ 山上徹也の狙いが的外れな理由(まとめ)

安倍元首相の祖父・岸信介氏の時代から旧統一教会との接点をもっていた歴史的な経緯を振り返った。

安倍元首相が退任する2021年になっても自民党と旧統一教会とのつながりは連綿と続いていたことは明らかだ。

山上徹也容疑者は自分の母親に多額の献金をさせて破産させた宗教団体は旧統一教会であることを供述した。

しかし、当初から統一教会のトップがターゲットだったが接触が難しかったという理由で安倍元首相を銃撃してしまったが、そこに論理の飛躍があり、狙いの的外れからとてつもない誤りを犯した。

 

 

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