フィギュアスケートの樋口新葉選手がトリプルアクセル挑戦に果敢に挑み続けている。
その先には北京オリンピック出場を見据えている。
樋口新葉選手は北京オリンピックまでに、未だ成功していないトリプルアクセルを完成できるかの視点で記事を書いてみた。
樋口 新葉は北京オリンピックまでにトリプルアクセルを完成できるか?
トリプルアクセルは樋口新葉選手にとって乗り越えなくてはいけない壁である。だが未だ成功に至っていない。
樋口新葉選手は11月のNHK杯同様、全日本選手権でもショートプログラム(SP)とフリーでトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に挑んだ。
SPでは転倒し、フリーでは着氷したもののステップアウトで両手をつく失敗で、トリプルアクセルの成功は次戦に持ち越しとなった。
試合後のコメントでは、あれだけ練習してきたトリプルアクセルが跳べなかったことはすごく悔しかったのだが、ショートでもフリーでも本番で挑戦できたことに今回は意義があると語った。
全日本選手権ではSP13位、フリー8位、総合7位に終わった樋口新葉だったが、トリプルアクセルという高い壁をわずかでもこじ開け挑戦の第一歩を踏み出したことは画期的だった。
それから9か月後、今シーズンはコロナ渦でイレギュラーなシーズンとなったが今季初戦となる東日本選手権のフリーでもトリプルアクセルを跳んだ。
この大会でも完璧なジャンプではなく、GOEでも減点がついたが、今後もコンスタントに試合でトリプルアクセルを組み込んでいくという覚悟を見せたことは今後に向けてまた大きな一歩となった。
次戦のNHK杯では初めてSPでトリプルアクセルに挑戦。成功はできなかったがまた大きな前進を見せた。フリー冒頭で跳んだトリプルアクセルを試合で初めてクリーンに着氷させたのだ。
しかし、4分の1回転足りないという判定で減点され成功とはいかなかったが、樋口新葉選手のトリプルアクセルが「発展途上」から「完成型」に近づいたからだ。
今季後半戦は依然としてコロナ渦の関係で参戦する大会がない。来年度もどの大会が開催されるか不透明だ。
しかし、前途に北京オリンピックを見据えて、トリプルアクセル完成は射程圏に入っていると考えて間違いない。
樋口新葉のwikiプロフ
樋口新葉(ひぐち わかば)
2001年1月2日生まれ(19歳)
東京都出身
身長152㎝ 血液型A型
出身校:開智日本橋学園中学・高等学校 明治大学(商学部)在学中
世界ランキング6位(2018年には世界選手権2位の実績もある)
ノエビア所属
「ジェット噴射がついているようだ」と形容されることもあり、スピードが最大の武器である。一方、力強いジャンプも魅力的で、豪快なジャンプが持ち味だった伊藤みどりさんも「私と樋口さんはパワフルさで一緒」と高く評価している。
まとめ
樋口新葉選手が挑戦しているトリプルアクセルが北京オリンピックまでに完成できるか、という視点から記事を書いてみた。
これまでの大会を分析すると、未だ完成はしていないものの、既に射程圏だといえる。