サンマルコ広場の現在がやばい!浸水より深刻なベネチアの問題とは?

ニュース
ベネチア サンマルコ広場

新型コロナ感染の問題でイタリア各都市のロックダウンが進んだことから、当然、観光客の流入にも歯止めがかかっている。

例年だと5月のゴールデンウィークに向けて、観光客で人が溢れるベネチアのサンマルコ広場周辺の運河で、目を疑う出来事があった。

世界の危機遺産ベネチアの浸水問題

ベネチアは世界でもまれな都市で、陸地ではなく遠浅のラグーンになった湿地帯を埋め立てて築き上げたところで、見栄えの優れた水の都として有名だ。

しかし、時代とともに工業化の進展、建物と人口の周密化に加えて、地下水のくみ上げが最も大きな原因となっている地盤沈下がベネチアを揺るがす大きな問題となっている。

地盤沈下が大きな原因となって、特に冬場の雨量が多いときに深刻な浸水が深刻だ。

このままでいけば、ベネチアは世界遺産の中でも、将来,地上から姿を消してしまうリスクを抱えた「世界の危機遺産」になってしまう。

「水没の危機」からベネチアを救出すべく、いま「モーゼ計画」という排水システムによる水量のコントロールで、何とか水没のリスクを減らそうと言う努力が進められている。

しかし、慎重に考える人は、自分が生きていて元気なうちに一度はベネチアを見に行かないと、将来、本当になくなってしまうかもしれないという危機感を抱いている。

浸水より深刻なベネチアの問題とは?

運河を泳ぐクラゲの姿が問題の象徴

コロナ感染の問題で都市封鎖が進み、ベネチアでも観光客で大変混雑するこの季節に目を疑うような光景が目撃された。

ベネチア本島のサンマルコ広場の近辺を流れる運河で一匹のクラゲが泳いでいるのが目撃された。

ベネチアはいくつかの島を橋と運河で結んだ都市で運河を通じてアドリア海とも繋がっている。

運河沿いにサンマルコ広場近くをふだんボートで通ると、頻繁な水上交通の往来で水が濁っているのがはっきりわかる。

それが、クラゲのような海洋生物が見られるということは、水がきれいになって透明度が増していることになるのだ。

それだけ、運河を航行する船舶の数が激減し、水が澄んでくることによって、生存できる生物の種類も増してくるというわけだ。

先週は、運河を魚が泳ぐ姿が目撃されていて、今愛のクラゲと合わせてSNSで数多く投稿され、ベネチアのニュースとして話題になっている。

ベネチアでも深刻なコロナによる経済危機

水がきれいになってくることと合わせて大気汚染も改善の傾向を見せているということから、地球環境的にはっ改善されているこおになるのだが、手放しで喜べない事態がある。

それは。ロックダウンによる人の往来の激減、当然、観光客も激減して観光収入も大きく目減りしているのは当然だ。

観光収入への依存度が高いイタリアの中でもベネチアはとりわけ大きく観光収入に依存している。

10万人以上がコロナに感染し、2万人以上も死者を出したイタリアもそろそろ上限の数字が見えてきて、3月10日から始まったロックダウンも5月3日までの予定で、5月4日以降は段階的に解除される見通しだという。

そうならなければ、ロックダウンによる経済的なダメージはベネチアを大きく揺るがす「浸水」「地盤沈下」以上の問題となるだろう。

サンマルコ広場・ベネチアについてのTwitter投稿から

サンマルコ広場の現在の問題についてのまとめ

ベネチアのサンマルコ広場近辺の運河をクラゲが泳いでいる姿が目撃されたのは、運河を航行する船舶数の激減、観光客数の激減で運河の水が透明度を増し、海洋生物が現れたからだ。

環境保護的には好ましい問題も、二律背反的ではあるが経済的ダメージの大きさを物語ると言う点で、ベネチアがいつも抱える問題よりも深刻な事情を反映している。

タイトルとURLをコピーしました